エニアグラムセールスとは、古来から伝わる人類の叡智であるエニアグラムをセールスに活用するノウハウのことです。

一般社団法人エニアグラムセールス協会でそのノウハウを学ぶことができるのですが、このサイトでは私自身が実際に活用して感じたことを記録として残しておきたいと思います。

エニアグラムというのは、古代ギリシャ発祥とも中東発祥とも言われている、人間を理解するための古来から伝わる学問です。

20世紀に至るまで、イスラム教のスーフィ派の人々の間で細々と受け継がれてきました。

20世紀に入ってからロシア人の神秘学者グルジェフがエニアグラムを解説した講義を行った記録が残されています。

その後、キリスト教関係者を通して心理学者の間でエニアグラムが知られるようになり、今では心理学の一つの分野として確立しています。

アップルやソニーでは、社員教育のために活用されている例もあり、ビジネス組織の構築やコーチングをする際に実用レベルで幅広く使われている知識体系になります。

エニアグラムの9タイプ

エニアグラムは、9つのタイプに人間を分類します。

  • タイプ1が改革する人
  • タイプ2が助ける人
  • タイプ3が達成する人
  • タイプ4が個性を求める人
  • タイプ5が調べる人
  • タイプ6が信頼を求める人
  • タイプ7が熱中する人
  • タイプ8が挑戦する人
  • タイプ9が平和を好む人

エニアグラムのおもしろいところは、単にタイプを分類するだけではないところです。

たとえばタイプ1の改革する人であったとしても、ネガティブな側面とポジティブな側面がありますが、成長段階の低い人の場合はそのネガティブな側面が表面化してしまいます。

その一方で、ちゃんと自分をコントロールして、ポジティブな側面が出せるようになると、同じタイプ1でもまるっきり別人のような行動パターンになります。

ですから占いのように単なる当てもので終わるものではなく、いまの自分を成長させるヒントが得られるのがエニアグラムの最大の特徴になります。

さらに、人間の価値観の構造を理解することができると、狙ったターゲットに強烈に響くメッセージを手に入れることができます。

価値観に響くので圧倒的な反応が得られます。

これがエニアグラムをセールスに活用するエニアグラムセールスというノウハウです。

エニアグラムセールスとは

エニアグラムセールスでは自分自身の理解を深めると、お客さまの理解を深めることで信頼をベースにしたセールスを目指すことができます。

自分の理解というのがまあセールスする上では、絶対に必要になります。

まずセールスの大前提として、リアルの対面でセールスする場合でも、オンラインでセールスする場合でも、売り手側の価値観を伝えると、ものすごく売れやすくなります。

なぜならセールストークに一貫性が生まれるため信頼が増すからです。

あなたが買い物をするときのことを考えてみると分かりやすいですが、信頼がおけないと思った人から何か買うことはありませんよね。

リアルのセールスだけでなくて、メルマガやブログのセールスでも一緒です。

そこで大事になるのが、価値観であったり人生観になります。

自分自身を理解して相手に伝えることができると、セールスで結果がおもしろいように出せるようになります。

副業をしている人がよく言うのが
「会社がイヤだから辞めて独立したい」
「毎月100万円稼ぐのを目標にしている」
などのセリフです。

その気持ちは分からなくはないです。

私も以前はそういうときはありましたから。

でも、それらの目標を達成した後のビジョンが欠落していることが多いです。

つまり

  • 会社を辞めてどういう人生を歩みたいのか
  • 毎月100万円稼げるようになったらどういう人生を歩みたいのか

というビジョンです。

ビジョンがないと失敗するエニアグラムタイプの人もいるので注意が必要です。

タイプ別の特徴の一例

たとえばタイプ3だったら達成する人なので数値目標を立てて達成するということ自体に喜びを感じるしモチベーションを高めることができます。

性格としてセールスマンにすごく向いている。

その一方で、タイプ9の平和を好む人は苦痛を避けたがる傾向があるので、自分が我慢してでもいつも穏やかで平和な心でいたい、周りと距離をおいてマイペースで過ごしたい、と思ってしまうので目標を達成する意欲よりも、現状維持を選んでしまう傾向にあります。

また、タイプ7の熱中する人であれば楽しいことを求めてしまうし熱しやすく冷めやすいところがあるので、数値目標だけをモチベーションにしていると行動が続かなくなりがちだったりします。

いかがでしょうか?

人によって価値観はバラバラであることがご理解いただけましたでしょうか?

価値観の違いを真に理解すると、その価値観にターゲットを絞れるようになるため、強烈な共感が得られるメッセージを届けることができるようになります。

このメッセージを手に入れることで、セールスの反応を劇的に上げることができるのです。

価値観キーワードを使いこなして、狙い定めたターゲットにピンポイントに強烈なメッセージを届ける。

これがエニアグラムセールスです。

自分にあった目標設定をしよう

自分の目標設定にも活用できます。

セールスは自分を知っている人が一流のセールスと言われています。

たとえば、タイプ9の人の場合は、毎月100万円稼いだり、会社をやめること自体を目標にするよりも、その後のライフスタイルをしっかりと描いたほうがモチベーションが続きます。

  • マイペースで平和な状態を達成するために毎月100万円稼ごう
  • マイペースで平和な状態を達成するために会社をやめよう

と考えたほうが達成しやすいということです。

自分のタイプに合った正しい目標設定をしないと、いくら100万円稼ごうと決意しても、師匠について丁寧な指導を受けたとしても、自分からあきらめてしまうことになります。

それだといくら目標を立てたとしても達成するということが本当難しくなります。

ちなみに、タイプ5の調べる人だと知識を得ることに満足してしまって実践が止まる傾向にありますし、タイプ4の感動する人だと自分の世界が強すぎて独りよがりになる傾向にありますし、タイプ6の信頼を求める人だと不安が強いのでチャレンジが鈍る傾向にあります。

このようにタイプによってとらわれる傾向が異なるので、まずは自分のことを自分が知っておかないと、副業でも趣味でも、目標達成がしづらくなってしまいます。

せっかくセールスを志すのであれば、自分自身を知って、達成する目標設定をしていただければと思います。

自分の価値観を理解して『響く』セールスをしよう

エニアグラムセールスを理解すると、自分自身の価値観を相手に伝えることで信頼を得られるようになります。

自分自身のタイプ、うまくいくパターン、失敗するパターンを理解して、得意なことも苦手なことも把握してしまうといいです。

そして、それをリアルのセールストークでも、メルマガやブログなどのコピーライティングでもしっかりと伝えてください。

セールスで一時的に稼ぐだけなら、テクニックやノウハウや稼ぐネタさえあればいいでしょう。

しかし、長期的に稼ぎ続けるなら、自分自身を売り込む必要があります。

これはセールスの世界では当たり前に言われていることですが、オンラインビジネスでもまったく同じです。

自分のファンを作り「あなたから買いたい」「あなたから勧められたから買おうと思った」と言われる状況を作れたら、セールスとして安定させることができます。

商品のメリットや価格の安さで売るのではなく、自分自身を売る。

そのためにエニアグラムセールスを活用してもらえたらと思います。

 

実際の活用事例はこちらをごらんください。

=>エニアグラムセールスで作れる理想の状態とは?