エニアグラムセールスでは価値観を決めつけてはいけない

エニアグラムを勉強しだすと、どれかのタイプに逆にとらわれてしまいがちです。

ですが、それをしてしまうと、そのセールスにおいては逆効果になる場合があります。

エニアグラムというツールに振り回されてしまうのではなく、自分主体で使いこなしていかないといけないのですね。

今回はエニアグラムをセールスに活かすための重要な視点をお伝えしようと思います。

目次

エニアグラムのタイプにとらわれると逆効果になる場合も・・・

エニアグラムでは、9つの価値観タイプに分類されています。

タイプ1からタイプ9まであって、それぞれウィング理論でさらに2倍に増えます。

それのどれかに当てはまるというふうに言われるのが、一応、このエニアグラムで言われていることではあるんですね。

タイプ分けの考え方は流派にもよって違うところはありますが、エニアグラムを学術的に勉強している方の意見を聞くと、どれかに当てはまるというふうに言う人もいます。

ですが、私たちはエニアグラムを学術的に学びたいわけではなく、セールスに使いたいわけです。

そういう場合においては、あまり細かい分類の理論や、自分のタイプがどのタイプかの分析に、あまり時間をかけすぎてはいけないんですね。

むしろ、考えを固定化させてしまうがゆえに、セールスにおいては逆効果になってしまうことがあります。

便利なツールは使い方に気をつけよう

エニアグラムは人間理解をするために非常に便利なツールです。

これをどうすれば便利に使いこなすことができるか。

これがエニアグラムセールスのポイントです。

便利なものというのは全てその裏返しで、副作用があります。

つまり、使い方を間違えると逆効果になるよと。

たとえば、便利なものを考えると、たとえば自動車はとても便利なものですよね。

非常に便利な道具なんですが、使い方を間違えると人を傷つける凶器になってしまう。

楽に人を運んでくれるとても便利な道具なのに、人を逆に傷つけてしまうと。

そういうことにエニアグラムを使ってしまっては何の意味もないので、セールスとしての結果を出したいという真の目的からぶれずに、エニアグラムを学んでいっていただきたいと思うわけです。

エニアグラムを占いとして理解するともったいない!

エニアグラムを学ぶ際の注意点とは何かというと、占いに成り下がってしまいがちだということですね。

私たちは心理的に「あなたはこういうタイプですねと、こういう性格ですね。」という診断してもらいたがるところがあります。

この問題点は、人から言われた診断結果を「自分ってそうなんだ」と、信じ込んでしまうということです。

自分の感覚よりも、人から言われたことを自分の価値観と信じ込んでしまうみたいな傾向があるわけです。

同じ現象は占い以外でも起きています。

たとえば、友達から「あなたは人の話を聞くのが上手だね」と言われたら、「あー、自分は人の話を聞くのが上手なんだな」と認識して、自分は人の話を聞くのが上手な人間なんだと思うようになるわけです。

このように自分自身の価値観は、実は、周りから言われたことなんかも、自分の価値観にどんどんどんどん付け加えてしまっているんですが、エニアグラムをセールスに活用しようとするときには、それをやめてほしいと思います。

エニアグラムのタイプに自分をあてはめるのではなく、あくまでも自分の感じ方、自分の生き様などの自分自身をベースにして、エニアグラムを見てほしいです。

エニアグラムはあくまでもヒントでしかないということですね。

今の自分をより良くするためのヒントを見つけるためにエニアグラムを使うという発想で、エニアグラムを学んでいただきたいなと思います。

思い込みはとても危険

もし仮にタイプを固定化して考えてしまうとどうなるかというと、それ以外のタイプは自分と関係ないと切り捨ててしまうようになります。

たとえばタイプ3の人は、「目標」とか「成功」という言葉にすごく反応する人たちですが、目標や成功を求めているのはタイプ3だけではないです。

少し考えたら当たり前のことですが、タイプ1,2,3,4,5,6,7,8,9と、全てのタイプの人が目標を設定していたり、自分にとっての成功を目指したりしています。

ですから、タイプ3の人だけが目標とか成功とかに興味を持つだけではなくて、他のタイプの人たちにとってももちろん重要な言葉なわけですね。

ただし、その目標の定め方や成功のイメージが違うし、タイプ3の人はその言葉に特に強く反応してしまう。

そういった違いが生じます。

ですから、エニアグラムの知識にとらわれてはいけなくて、自分の本質や中身といった自分自身をベースにして、最終的には常識的な判断をしていく必要があるということです。

価値観キーワードを使いこなせ

エニアグラムセールスとは、価値観キーワードを使ってセールスを効率化していくノウハウです。

なので、この価値観の理解を深めていけばいくほど、有効に使えるようになります。

価値観というのは決して固定化させてはいけないし、自分はこうだと決め込んではいけないものです。

常に柔軟に見直して成長させていくべきものであると。

価値観を常にアップグレードしていくことこそが、人としての成長ですし、そういった姿を見せることがセールスの結果に直結していくわけですね。

セールスをする側というのは、売る相手の方に対してリーダーシップを発揮しないといけません。

自分自身が成長する姿を見せる。

成長する姿を見せるからこそ、相手の人が「この人って信用できるな」と、素直に思えるわけですね。

ターゲットの可能性を広げよう

こういった当たり前の人間関係で感じられる心理的な動きをしっかりと理解しておかないと、自分の価値観はこうだから、と狭い価値観の枠にとらわれてしまうことになります。

そういった堅い考え方に凝り固まってしまうとセールスでは逆効果になってしまうということですね。

エニアグラムを学べば学ぶほど、自分で自分の可能性を狭めることになるし、自分の可能性を狭めるということは、ターゲットを狭めるということにもなります。

そうなると、当然セールスで結果が出にくくなってしまいますね。

学び方を間違えると、そういう逆効果が起きてしまうよということですね。

そして、新しい価値観を手に入れると、ターゲットを増やすこともできます。

今までターゲットと思っていなかった人への新しい訴求の仕方が見えるようになったり、自然と今までと違う属性の人からの反応が得られるようになったりするのです。

このように自分自身の器を広げることで、ターゲットの可能性を広げることが可能なのです。

エニアグラムはあくまでもヒントにすべき

今回はこのエニアグラムセールスで大事な概念をお伝えしました。

セールスでは、価値観を決めつけてしまうともったいない、ということです。

ぜひ柔軟に捉えていただいて、あくまでもヒントにしていただいて、あなたがどう感じているのかというあなたの今感じている素直なその感情であったり、欲求であったり、価値観を素直な言葉で表現してください。

そして、新しい価値観を増やしていき、自分自身をグレードアップさせていくためにエニアグラムを活用してくださいね。

ぜひコメントもお待ちしています。

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この記事を書いた人

エニアグラムを取り入れて
一人ひとりの個性に最適化した
マーケティングを得意とする。

オンラインだけでなく
飲食店や美容サロンなどの
リアル店舗ビジネスのコンサルも実施。

一般企業にも通用するマーケティングを展開中。

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