Webマーケティングの世界では、次々と新しいノウハウやテクニックが生まれています。
今回は個人ビジネスや小規模ビジネスで効果的に取り入れることができる、エバーグリーンローンチについてお話します。
この記事の後半では、機能面で大変使いやすい専用ツールもご紹介します。
プロダクトローンチの限界
ローンチ、と聞いたら、プロダクトローンチを連想する人も多いようにすでに定着してきた感があります。
爆発的な売上を上げることができるプロダクトローンチ。
しかし、よく見られるということは、飽きられ始めてきたということでもあります。
2018年の後半からは、ローンチを主軸にしていたマーケティング会社が次々と倒産し始めたとも言われています。
単発で大きくドカンとリストを集めて、巨額の売上を上げる方法ですが、市場の変化を繊細に感じないと、一発で取り返しのつかない損失を出してしまうということでもあります。
同じノウハウがいつまでも通用しない、といういい事例なのではないかと思います。
ではエバーグリーンローンチは大丈夫なのか?
エバーグリーンローンチはプロダクトローンチの変化型か?と思うネーミングですよね。
でも、エバーグリーンというネーミングがなんとなく優しい感じ(笑)
プロダクトローンチと何が違うかというと、時期を決めて行うのではなく、1つのシナリオを作ったら、あとは一年中稼働し続ける使い方をする点です。
つまり、通常のステップメールと同じ考え方になります。
プロダクトローンチのいいところとステップメールのいいところの組み合わせ
ステップメールというと、文章で価値提供をして、顧客教育をするイメージだと思います。
しかし、文字情報だけで伝えられる情報には限りがあります。
そもそもスマホだと流し読みしますし、気になるところしかちゃんと読んでいないものでもあります。
売れるステップメールとは、その読者の行動心理を踏まえた上で、丁寧に書かれたものだったりもします。
文字情報の限界
ここで大事なのは文字情報の限界に対して謙虚になる、ということです。
無理やりコピーライティングのテクニックを駆使したり、心理誘導の強度を上げたりしても、どこかで無理がかかるのです。
プロダクトローンチが破綻し始めたのも、ここに理由があると言えます。
見慣れてきたプロダクトローンチのセールストークは飽きられてきて、反応が落ちてきたので分かりやすい訴求で、誠実さに欠いた表現で過激なトークに走るようになり、怪しさばかりが目立つようになったからです。
文字から動画へ
ただし、プロダクトローンチから学べることは、動画の威力がスゴイ、ということです。
今後は文字情報による情報収集よりも、動画からの情報収集のほうがメインになっていくと言われています。
Googleがそういった動画の未来予測をしており、そのためYoutubeを買い取ったのは有名な話です。
スマホとの相性の良さや、セールスに使うとコンバージョンが上がることが分かっており、今後はますますいろんな活用方法が登場することが容易に予想されます。
エバーグリーンローンチとは
一言で言うと、動画版ステップメール、です。
ステップメールでは、文章のみで情報を伝えていきますが、エバーグリーンローンチでは、教育コンテンツを動画にします。
その動画の案内をステップメールの中で案内していきます。
そのため、ステップメールの作成は非常にシンプルになり、動画をいかに見てもらうか、に注力すればOKということになります。
動画を集中して見てもらうために大事なこと
エバーグリーンローンチの肝は、動画を指定した日時にだけ見れるようにする、ということです。
いつでも見れる動画でしたら、なかなか見ようとせず、先送りにしてしまいがちです。
たとえ動画を見たとしても、受け身の姿勢で、とりあえず動画を流し、後から巻き戻しをしたりして、のんびり見るものです。
その結果、何も記憶に残らず、見た時間がムダだった・・・。
このように、制限がなく、自由にいつでも見れる、というのはメリットもありますが、その反面のデメリットも大きいのが現実なのです。
しかし、決まった日時にしか見ることができないという制限がかかっていれば、スケジュール帳に書き込んで、前々から気持ちを整えて、しっかりと集中して見ることができます。
巻き戻しもできないように設定して、できるだけリアルタイムで見てもらうような環境を用意すると、短時間でしっかりと情報を伝えることができるようになるのです。
半分上の空で見ていた動画と、しっかりと集中して見た動画であれば、その後の成約率に大きな差が出ることは、容易に想像できることでしょう。
エバーグリーンローンチシステムはここがすごい
さらに、エバーグリーンローンチのシステムを使うと、何がスゴイかと言うと、動画を未視聴の人、動画を途中まで視聴した人、動画を最後まで視聴完了した人、と、どこまで動画を見たかによって、その後に送るステップメールを分けることができるのです。
つまり、動画を最後まで見ていない人には、セールスすらされない、ということです。
これだとクレームになりようがありません。
しかも、興味がある人にだけ、しっかりとセールスをすることができますので、こちらも安心してオススメすることができます。
これが、一律のシナリオしか流せない通常のステップメールと、動画版ステップメールとも言えるエバーグリーンローンチとの大きな違いです。
ただし、システムを構築するためのツールは有料です
エバーグリーンローンチを構築するためのツールは、Web上にたくさん見つかります。
しかし、初期設定費用がかかるものだったり、毎月の費用面の負担がかなり大きいものがほとんど。
大企業ならいざしらず、個人レベルや中小企業の事業規模だと、キビシイ価格になってしまうのです。
いくらメリットがあると分かっていたとしても、コストが膨らむとなると考えものですよね。
あるシステムの値段
ネットで検索するとすぐに見つかるシステムはこちらでしょう。
こんなの高くて個人レベルで使えるはずがありませんよね。。。
ライトプラン
初期設定198,000円+月額29,800円
プラン3つまで。
スタンダードプラン
初期設定398,000円+月額49,800円
プラン6つまで。
世の中のツール屋さんはこれで商売をしているわけです。
これ以上の利益を出せるなら、もちろん導入する価値はありますので、高いからといって悪いということではありません。
ただ、現実的な財布の都合もあるよね、という話です。
まずはこのツールがオススメ
実は、機能的にはほぼ同じレベルで、もっと値段が安いツールも世の中には存在しています。
もちろんそれなりの価格はするのですが、手が出るレベルのものもあるということをお伝えしたいと思います。
実際に導入して、使い勝手がよかったのがVENUSというツールでした。
VENUSの三大機能
1,ランディングページ作成機能
最初にメールアドレスを登録して、動画を視聴する日時を選べるランディングページを作成します。
ブログ、SNSなどから、このランディングページにアクセスを流し、メールアドレスを登録してもらうところが、スタートになります。
2,ステップメール作成機能
メールアドレスを登録してもらったら、動画の視聴日時に向けて、案内メールを送っていきます。
登録しただけで、動画を見忘れないように、フォローすることができます。
視聴した後は、先ほどもお話したように、見忘れた人、途中まで視聴した人、最後まで視聴完了した人、とそれぞれの視聴者の状況に合わせて3パターンのステップメールシナリオに分岐させていくことができます。
最後まで視聴完了した人にしかセールスをしないので、成約率を最大化させることができると同時に、不要な人に対してセールスをしてクレームになることを最小限に防ぐことができます。
3,視聴ページ作成機能
視聴ページには動画が埋め込まれます。
この動画を見るときは、動画の早送りや巻き戻しができないような仕組みになっており、最後まで集中して見てもらえるようになっています。
また、指定した時間にボタンを表示させることができます。
そのボタンをクリックするとセールスレターに飛ばすように設定できるのです。
動画の内容をしっかり見て、あなたの提案に興味を持って、さらに有料サービスにまで興味がある人だけが、能動的にセールスレターへと進むことになります。
こちらからセットして売り込むのではなく、自発的に興味を持って、自分から情報を求めてくれるため、非常にスムーズなセールスが実現できます。
ここまではご理解いただけたでしょうか?
気になるVENUSの価格ですが・・・
ここまでの機能がついていれば、本来は初期設定費用や月額費用がある程度の高額でもしょうがないのかもしれません。
しかし、多少の無理はできたとしても、過度な無理はすべきではないと考えます。
VENUSが多少の無理の範囲であり、あなたのビジネス展開に役に立つと思われたのであれば、ぜひ手に入れてください。

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