今回は、ステップメールの開封率を上げる方法について解説をしていきたいと思います。
ステップメールをせっかくがんばって書いたとしても、読まれなければ全く意味がありません。
なので、できるだけステップメールの開封率を上げたいわけです。
最低でも一般的な開封率は上回るべきですし、それ以上に上げていくための7つの方法についてお伝えしていきます。
一般的なステップメールの開封率は?
まず、メールアドレスの集め方によって大きく変わります。
例えば、自分のブログとかYouTubeとか、そういう自分自身のメディアからオプトインをしてもらった場合は、40%以上の開封率になります。
さらに細かく絞っていくと60%、70%ぐらいの人が開封してくれる場合もあります。
その一方で、広告に出して集めたリストの場合は、私の経験上5%~40%という数字になります。
これだけ差があるのはなぜなのか。
それは、広告媒体の質によってそのリストの反応率に差があるためです。
ですから、どの媒体で広告を出すのかということは、非常に重要です。
そういったことを全部含めると一般的には15%から25%ぐらいの開封率が、ステップメールであればいいのかなというところですね。
ステップメールの1通目に全力を注ごう
ステップメールの開封率といっても、1通目の開封率と5通目の開封率には差があります。
1通ずつメールを送っていくわけですから、1通目がもっとも高い開封率になります。
そして、1通目を読んだ人が、「もう次から読まなくてもいいや。」と思ってしまうと、2通目からは開封率が下がっていってしまうわけです。
ですから、ステップメールの1通目というのは非常に大事で、一気に信頼を築く必要があります。
無料レポートの配布であったり、役に立つ濃いプレゼントを用意するようにしましょう。
1通目をいかに全力で書くかということが、2通目移行のステップメールの開封率に大きく影響してきます。
ステップメールの開封率を調べる方法
ステップメールの開封率を調べる方法は、HTMLメールを送ると開封率を測定することができます。
私が使っているメルマガ配信システムだと、簡単にこのHTMLメールを送ることができます。
ただし、メーラーによっては、このHTMLメールとして開かないメーラーもあるので、その場合はHTMLメールを開封した数がカウントされません。
まれなケースではありますが、実際よりわずかに高い数字が正しい開封率となります。
クリック率も測定しよう
開封率だけではなくて、そのメールの本文にURLを貼っておいてURLのクリック率も測定してください。
そうすることで、ステップメールを開封しただけではなくて、開封して読んでくれるメールのコンテンツに興味を持ってくれたかどうかを把握できます。
開封率やURLのクリック率を見ていくことで、ステップメールの件名を修正したり、本文の内容を修正したり、もしくはプレゼント内容をさらに追加するなど、ステップメールの反応率を上げるためのいろんなアイデアを思いつくことができます。
ですから、開封率やクリック率のデータは、ステップメールの精読率を上げるための絶対に必要なデータになってくるわけです。
開封を促すための3つの原則
開封してもらうということは、つまりはお客さんに行動を促すということです。
開封するという行動をしてもらう。
そのために必要な要素としては、
- 緊急性
- 限定性
- 稀少性
という3つの要素があります。
あなたも経験があると思いますが、限定何名様というようなチラシを見たらやっぱり気になりますよね。
スーパーのチラシで限定商品の案内を見たり、あとはお正月の福袋とかも個数限定ですよね。
そういった広告を見ると、人は集まる。
つまり、行動するわけです。
このように緊急性、限定性、稀少性の要素が入っていると人は行動をするわけですが、このステップメールにおいては件名にこの3つの要素を入れていきます。
開封率を上げる7つの方法
それでは、メールの件名で、この緊急性、限定性、稀少性をどのように表現するか考えていきましょう。
1)メリットやベネフィットを件名に入れる
具体的にどういう件名を付ければいいかというと、件名に相手にとってのメリットとかベネフィットというのを入れていく方法です。
たとえば、無料プレゼントを準備する。
【無料プレゼント】と件名に書くと中身が気になります。
そして、電子書籍のプレゼントをしたり、あなたが撮影した動画のプレゼントをすればメールを開封してもらうことができます。
2)件名に数字を入れる
よく反応を上げるには具体性を見せるために数字を入れるという方法も有効です。
3)疑問文にする
「●●の秘密とは?」のように、メールの件名を疑問文にすることで続きが気になって開封してくれます。
4)名前を入れる
件名に相手の名前を入れるのも開封率を上げるために有効です。
人の脳というのは、自分のことだと思ったら気になるようにできています。
なので、
- ●●さん、無料プレゼントです
- ●●さんへの重要連絡
というように、「●●さん」と名前を呼んであげると、注目してもらうことができます。
5)個人の用事のようにメールを送る
1対1のメールのやりとりになると、自分個人にメールを送ってくれたものと感じます。
なので、内容を気にしてもらうことができます。
ここも例えば、合わせ技で、
- ●●さん、お久しぶりです
- ●●さん、お疲れ様です
といった件名を書くと、ビジネスライクな感じや売り込みの臭いも感じません。
何か個人の用事でメールを送ってきたのかな?と思ってもらえるので開封率を上げることができます。
6)ブランディングを高める
開封率を上げる最強の方法は、あなた自身をしっかりブランディングするということです。
これが開封率を上げる最高の方法です。
どんな件名であろうと、あなたからのメールだから開封する状態を作れます。
この状態をステップメールで実現するためには、この最初の1通目でしっかりと相手に役立つ情報を提供することです。
あなたのことをしっかりと覚えてもらって、2通目3通目のステップメールも、ぜひ読みたいなと思ってもらえるように、1通目で全力を注いでください。
そして、差出人を会社名にするよりは個人名で送った方が親しみやすくなるので開封してもらいやすくなります。
ファンになってもらうためにも有効ですね。
7)送る時間帯や曜日を変える
そして、反応率が悪いなと思ったら送信する時間をちょっと変更してみるというのも試すといいです。
または、送る曜日を変えてみるなどです。
適切な日時は、あなたが書くステップメールのターゲットによって変わってきます。
例えば主婦だったら、午前中いろんな家事をバタバタ済ませてちょっと一息入れる10時とか11時くらい、とか、お昼ご飯を食べた後の午後とかですね。
もちろん人によって違いますが、主婦がよく見るようなワイドショーをやっている時間帯は基本的には主婦が暇な時間帯ですから開封しやすくなりますね。
これが会社員に送る場合はまた変わってきます。
例えば、通勤時間やお昼休憩、夜に帰宅してからなどが開封されやすいです。
時間だけではなく、曜日についても同じことが言えますので、あなたのステップメールに登録してくれている人に合わせて曜日や時間帯を調整するようにしてください。
小さな工夫を大事にすること
件名はちょこっと変えるだけで、ステップメールの開封率が大きく変わることがあります。
ですので、しっかりと開封率を測定して、1通目、2通目、3通目、4通目と確認していってください。
そして、反応率が悪いメールがあれば、件名を工夫してみるといいです。
メールの本文が同じ文章だったとしても、件名をちょっと工夫するだけでそれだけで多くの人に読んでもらえるようになります。
1番手間がかからずに、ステップメールの効果を上げることができます。
ただ、毎回の件名に緊急性、限定性、稀少性を出していくと効果は薄れていきます。
見慣れると効果は下がります。
なので、ここぞという時に力を入れたほうがいいです。
やりすぎると広告っぽくなってしまいがちだということです。
ですから、基本はあなた自身をブランディングすることです。
件名をだけで相手を動かそうとするのは表面的なテクニックでしかないので、あまり頼りすぎないようにしてください。
今回はステップメールの開封率を上げるための方法についてお伝えさせていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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