経営者としてのマインドセット!信頼関係を築くには?

今回は、経営者として成功するためのマインドセットについて、解説をしていきたいと思います。

マインドセットっていうと、マインドコントロールなんかと勘違いする方がいらっしゃるかもしれません。

マインドセットとは、分かりやすく言うと考え方のことですね。

考え方ですので、人間の内面的な部分のことになります。

価値観や信念という言い方をする場合もありますし、ここには感情も関わってくるわけです。

そもそも価値観と感情っていうのはすごくつながってるものですし、そこから考え方、思考が生まれてくる。

このように、私たちの内面についての考察をマインドセットという観点から解説をしていきます。

目次

経営者がマインドセットを探求すべき理由

マインドセットには価値観とか、性格とかも関わってきます。

そういう部分の価値観とか感情とか考え方を見ていくことで、自分の思考のくせ、パターンみたいなものが見えてきます。

そして、その思考のくせやパターンを知ることが、経営者として成功するに有効だ、ということなんですね。

逆に、今までのパターンをそのまま繰り返す行動をしてても、結果は変わらないということです。

もし今の考え方のパターンで、次々やることなすこと成功しているってことであれば、その考え方のパターンを当てはめて、新しいことをどんどんやっていけば、次々と成功することができると思うんです。

でも今までやることなすこと、なかなか形になってきてないなということであれば、ちょっとここのパターンを見直す必要があるということです。

パターンを見直して、考え方のくせに気づいて、そして行動を変えると。

そして、行動が変わるので、結果を変えることができると。

まず過去を振り返ってみる

ですので、今までのこと振り返っていただいて、いろんなこと結果が出せてきたかどうかを考えていただきたいわけです。

経営者としてっていうことで考えていくと、今まで立ち上げた事業について、ことごとく成功してきているかどうか。

一時失敗したとしても、必ず成功まで持ってきたかどうか、とかです。

経営者としての行動と、その結果について、ぜひ一度振り返ってみていただくといいのではないかと思います。

成功者の考え方をインストールすれば成功できる

行動と結果の奥には考え方がありますし、感情、価値観といったものが含まれています。

成功する人と同じ思考のパターンを身に付ければ、成功者と同じ行動をするので当然結果が成功すると。

シンプルにそういうことなわけです。

なので、考え方っていうのがすごく大事ですよというのが、マインドセットのお話になっていきます。

実は目新しいことではない

マインドセットっていうと目新しい言葉に感じるかもしれませんが、これは昔からずっと繰り返し言われてることでもあります。

一流の経営者が、共通して大切にしている考え方というのがあります。

古典などは全部そういう種類のものになります。

たとえば『論語』とか『韓非子』とかですね。

こういう中国の古典っていうのは、国を治める君主のための帝王学のためのものが中国古典ですから、それっていうのは経営者がそのまま使える考え方がたくさん含まれてるわけです。

ですので、経営者の方で『論語』とか『韓非子』とかを好んで読むという方がすごく多いというのも納得ですよね。

有名な方で言うと、渋沢栄一

明治の偉人で、ピーター・ドラッカーが一番尊敬している日本人だと言われていますね。

渋沢栄一は『論語』のことをすごく詳しく勉強されていました。

『論語』の解説本まで出されています。

講談社の学術文庫で買えますけども、『論語講義』っていう本があります。

そのくらい『論語』をビジネスにおいて、経営者として実践の中ですごく役立てていったと。

この『論語』の考え方を、です。

自己啓発本も同じ

そしてそういう中国古典だけではありません。

世の中のいろんな自己啓発本にも、この考え方とか価値観とか、マインドセットにアプローチしてるものがたくさんあります。

代表例は『7つの習慣』です。

スティーブン・コヴィーさんが書かれた『7つの習慣』は本当に普遍的な内容かなと思います。

ある整骨院の院長さんの知り合いに聞いたところ、新人が入ってきた時にもともと自分が直接丁寧に教育してたんだと、言われていたんですね。

なんですけど、ある時から自分が考えてやるよりも『7つの習慣』をまず新人に読ませると。

そして読んでみてどうだったかっていうのを、その新人から言わせると。

そういう教育方針に変えたそうなんです。

そうしたところ、自分で成長していこうという意欲を、自分の中から作っていけるようになって、新人教育がすごく楽になったと言われてました。

ところで、経営者としてのマインドセットを身に付けるために、本を読まなきゃいけないのかっていうと、決してそういうことではないです。

本を読まない経営者でも、できている人はできているということです。

思考のくせですから、習慣と言ってもいいと思います。

習慣なので、生き方に関わってくる部分です。

小っちゃい頃からいい習慣を身に付けてる人っていうのは、行動のパターン、思考のパターン、こういうのが成功するパターンができているので、別にあえてこういうのを勉強しなくてもいいわけです。

『7つの習慣』とか『韓非子』とか『論語』、そういった中国古典などを勉強しなくても結果を出すことができればいいのですね。

一流の経営者の方々は、成功すべくして成功しているというわけです。

ですので、そのマインドセット、考え方の部分を整えていかないといけないわけです。

経営者としてのマインドセットの整え方

今の考え方が未来の結果を生む。

ということは、これから先、今までの自分が出せなかったような結果を出して行こうとすると、今以上の自分を作りにいかないといけません。

その考え方を整えるためには、何が大事かって言うと、自分を変えるということがすごく大事になってくるわけです。

自分っていうのは、過去と未来、両方分けられると思います。

現在っていうのはもう変えることができないので、変えられるものっていうのは過去と未来です。

過去を変えるとはどういうことか?

過去っていうのは過ぎ去ったものなんですが、実は変えることができる。

例えば私は離婚した経験があるんですけども、離婚の経験っていうのをどう捉えるかっていう、その解釈を変えられるということです。

不幸な出来事だったというふうに言うこともできますし、そこから教訓を得て、学びを得るために自分には貴重な機会だったと、そういうふうに解釈をすればそういう過去になるわけです。

今までのやってきたことっていうのが過去なんですが、そこの解釈を変えていく。

そこの解釈の仕方、これがマインドセットです。

このマインドセットは、情報の受け取り方にすごく影響してきます。

人の話の聞き方であったり、学び方にすごく影響してくる部分になります。

自分の過去を変えるためには、解釈を変えなきゃいけません。

そして、そのためには自分自身の気付きっていうのを大事にしていくということが大切です。

経営の、たとえばビジネスや集客においても、どこかに、その通りやれば誰でも成功できるっていう魔法のノウハウがあるんじゃないかとふらついてる場合ではないです。

そうではなくて、経営者として成功するためのヒントを、今までの過去の中に必ずあるんだと考えるわけです。

今までの経験してきた膨大な情報の受け取り方を変えていくと、「これってこういうふうに今の自分に役に立ってるな」とか、いろんな気付きっていうのは必ず出てくるわけです。

そして、その経験や体験が新しいビジネスにつながっていきます。

自分史を書きましょうなんて言ったりもしますけども、自分が今までやってきたこと、小っちゃい頃から幼稚園の頃、小学校の頃、中学校の頃、高校の頃、大学、社会人、それから会社員時代から経営者になったとか、そういったこと。

プライベートなことも含めてどういう足跡を歩んできたかっていうのを書き出してみると、自分の気付きっていうのを作るために、すごく有効な方法です。

セミナーに参加ばかりするよりも、はるかに有益です。

そして、未来を変える

それから、未来っていうのは自由に変えることができるわけです。

自分の夢や理想を描きましょうと。

そして、それを人に語りましょうと。

つまり、言語化するっていうことです。

これもある心理学の実験で明らかになってるんですが、言語化してノートに書く、計画をノートに書くことが大切です。

これをするかしないかによって、20年後の資産が32倍程、やる人とやらない人で差が開いたという調査も、実際のアンケート調査の結果で明らかにされています。

言語化するっていうことがすごく有効なんだということです。

それから環境を選ぶ、ということも大事です。

やっぱり場があると、良くも悪くも影響を受けます。

考え方というのは変わりやすいものなので、周りの人からの影響を受けて今の自分ができあがっているわけです。

なので自分よりもレベルが高い人、尊敬できるような人、学びたいなと思えるような人と一緒にいる時間を、意識して作るようにするということが大切です。

そういう場があると、と言いましたが、場を意識して作る。

ここには時間もお金もぜひかけるべきなんじゃないかなと思います。

未来の自分への投資という感じです。

どのように投資するかというのも、マインドセットによってまったく異なる選択をしてしまいますね。

また、自分を変え続けるっていうことを止めた瞬間、成長が止まりますので、それ以上の成功というのは望めなくなります。

経営者として稼ぎ続けるために

経営者として成功するため、成功し続けるためと言った方がいいかもしれませんが、経営者として成功するとはどういうことでしょうか。

一時だけ儲けて、5年後は稼げなくなった・・・。

これだと成功したとは言えないと思うんです。

経営者としての成功っていうのは、やっぱり稼ぎ続けるっていうことではないでしょうか。

そして、稼ぎ続けるためには、自分を変えて成長し続けていかないといけない、ということが言えると思うわけです。

なぜかというと、環境が変わり続けていくからです。

100年前から全く同じビジネスモデルが通用してるというようなものが、果たしてどのくらいあるでしょうか。

飲食業なんかは一緒な部分もあるかもしれません。

でも、ビジネスの大まかな部分、サービス自体は変わらなくても、そこに至るまでのいろんな流れ、集客の仕方であったりとかマーケティングの部分は時代によってどんどん変わってしまいます。

広告媒体なんていうのも、効果がどんどん変わっていきますし、ライバルもどんどん新しいライバルが生まれてくるわけです。

特にWebの世界っていうのは、特に動きが早いので、環境がどんどん変わり続けていくスピードが早いんです。

それについて行くためには、やっぱり自分を変え続けていくことをしないと、稼ぎ続けることも当然できないわけです。

だからマインドセットが大切なのですね。

こういう、己を変え続けていく、自分を変化させる。

これが、マインドセットを整えましょう、という意味です。

経営者としてのあり方

自分を変える実践をし続けることは、イコール考え方を整える、とも言えます。

逆に、考え方を学ぶことが自分を変えることにも繋がってきます。

ここはどっちが先でどっちが後っていうよりも、不即不離の関係にあるんじゃないかなと思います。

なので、このマインドセットがさまざまな原則や本質と言われる部分の話になってくるんじゃないかなと思います。

経営者として成功するための自分作りというやつです。

やり方とあり方なんて言い方をしますが、自分自身のあり方の話になっていきます。

じゃあこれができてるかどうかによって、具体的にどういうふうに変わってくのかっていうと、例として最後にいくつか挙げてみました。

マインドセットができていないとどうなるか

他にもいっぱいあると思うんですが、いくつか思いついたものを挙げてみます。

マネジメントばかり凝る

マーケティングをちゃんと整えて、売り上げを安定させるっていうことをすべきなのに、マネジメントの方ばっかりに興味を持ってしまう。

そんな社長さんも、周りにいるのではないでしょうか。

部下をコントロールするのが好き

経営者としてやっぱり社会的影響力、社内での影響力というのは一番強い存在ですから、そこの権力の誇示をしたがる。

そんなことよりも、売り上げを上げるのが大事な時っていうのがあるんじゃないの?

と言いたくなることが多いです。

もちろん、これも一概にいい悪いではなく、状況によって変わってくるものだと思います。

広告を出す?出さない?

それから、今まで出している広告があれば、それを出し続けるべきなのか。

広告効果は落ちてきますので、そうなったらいつの段階でやめるべきなのか、このあたりがちゃんと自分の中で基準がはっきりしているかっていうことです。

それも曖昧で、なんとなくやってるだけっていうのだと、なんとなくの結果しか出ないということです。

否定されるのを怖がってないか

それから、好きな人とばかり接していないかっていうことです。

自分と馬が合う人としか接しない人は、自分を変えれるのがすごく下手くそです。

自分が可愛いから同じ共感できる人としか付き合わないわけですね。

否定されるのが怖いわけです。

つまり、自分を変え続けるということから、避けている人なんじゃないかなと思うわけです。

逆に、自分を変えるには、自分と違う意見は歓迎しないといけない、ということですね。

ビジネスの環境は変わっていくわけですので、自分が経営者として成長し続けていかないと、その変わっていく環境に対応できなくあんります。

人を好き嫌いの感情は当然あるわけですけども、好き嫌いだけで判断する経営者は、果たして成功できるマインドセットと言えるでしょうか。

はなはだ疑問ですね。

誰と付き合うか

それから自分よりもレベルが上の人と繋がろうとしているか、ということです。

先ほど話した場を選ぶ、環境を選ぶということに繋がってくるわけですが、自分よりもレベルが上の人と一緒に過ごすことでいい影響を受けられます。

そういう場を自分で意識して、時間とお金をかけて作っていこうと。

こういう考え方、マインドセットを持っていかないとな、と思うわけです。

学ぶ姿勢が信頼関係につながる

学ぶというのは、本から学ぶのを一つ例として出しましたが、当然それだけではないわけです。

たとえば、顧客からちゃんと学べているかっていうこととか、ですね。

顧客から学べている方っていうのは、顧客の声にちゃんと耳を傾けることができますので、ちゃんと感想を聞くとか、そういうことがしっかりできているわけです。

これができているので、次の広告展開を的確に行えると。

ニーズに合った訴求ができるので、当然反応のいい広告を打てるわけです。

さらに信頼関係を築けるので、リピート率も高くなっていきます。

顧客から学ぶということはすごく大事なことです。

それから社員、部下であったり、あとはプロジェクトチームです。

プロジェクトメンバーとか、同僚もそうです。

同僚でもいいです。

そういう存在、自分の周りからちゃんと学ぶっていうことができているか。

さらにはライバルからも学べばいいと思うんです。

ライバルを妬むとか、羨むとか、こんなのははっきり言ってレベルが低いんじゃないかなと思います。

ライバルから学んで、それを上回ってやるぞと。

お互いのいいところをちゃんと学び合っていくっていうような、そういう間柄がいいですよね。

そういう人と積極的に出会っていくように、自分の場を作っていくことが大切です。

経営者としてのマインドセットを見直そう

さて、経営者としてマインドセットがなぜ重要なのか、いくつかの視点からお話してきました。

ですが、経営者として成功するための、マインドセットの具体的な行動パターンとして出てくる、本当にごくごく一部の例でしかないと思います。

経営者として成功するためのマインドセットということで、自分自身の中で何が足りているのか、何が足りていないのか、ぜひ振り返ってみてください。

今までやってきたことをぜひ一度振り返ってみていただいて、自分史っていうのを作ってみるといいのではないかと思います。

ほんとに紙に書き出してみるだけで、情報の受け取り方とか、解釈の仕方が変わっていきます。

自分を変え続けるための一歩として、自分の中でより良いマインドセットを作るための一歩として、ぜひ実践してみることをおすすめします。

参考にしていただけたらと思います。

 

追伸

コメントもお待ちしております。

 

追伸2

動画ではマインドマップを使ってお話していますので、合わせて参考にしてくださいね。

この記事を書いた人

作家/マーケター

人生の試練に打ちのめされた20代を経て、自分らしさを軸にした文章術を武器に独立。人材開発とマーケの2軸で活動中。人の強みや才能を引き出す独自のカウンセリング技術を開発。千葉生まれ、広島育ち、大分、熊本、静岡、福岡、新潟を経て現在は東京在住。

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