2019年12月29日から31日まで佐渡島に行ってきました。
歴史から学べることは多いです。
村上市に訪問した時と同様に、佐渡島でもマーケティングのヒントを学んで帰ってきました。
写真を見せながら、学びをシェアしていきたいと思います。
新潟港から約2時間で佐渡島
こういう本格的なフェリーに乗るのは久しぶりでした。
前回はたしか広島で宮島フェリーに乗ったのが最後だったと記憶しています。
宮島フェリーは15分で対岸に着いてしまいますのであまり船に乗った気分にはならないのですが、約2時間フェリーに乗ると旅をした気分になります。w
船内の様子はこんな感じです。
これがエントランス。
けっこうキレイです。
トイレもかなりキレイです。
あちこちに金山がアピールされてました。
佐渡島に到着
佐渡島の地図です。
佐渡島の歴史をざっくり
佐渡島は金山で有名ですが、金だけでなく銀も採れていました。
また4つの金銀山から採掘が行われていました。
西三川砂金山がもっとも早い時期に金の採掘が始まった場所です。
『今昔物語集』によると、なんと平安時代の12世紀頃には、すでに砂金が採れる島として知られていました。
そこから、山師という鉱脈を見つけ出す専門家が、鶴子銀山、新穂銀山を発見。
そして、ついに最も規模の大きな開発が行われた相川金銀山を江戸時代に発見しました。
江戸時代は幕府直轄の天領になり、江戸幕府の財政を大いに助けたと記録に残っています。
明治に入ってからは機械化が進んで大量に発掘されるようになり、昭和の終わりとほぼ同時に、相川金銀山は閉じられることになりました。
相川金銀山の加工工場跡では、夜にライトアップされていました。
お金に人が集まる
おもしろいのはお金に人が集まってくるということ。
最盛期には相川に5万人もの人が全国から集ってきていました。
九州、中四国、関西、関東などあちこちの地域から、人が移住してきたので、各地の文化も佐渡に合流しているそうです。
また佐渡は流刑地としても知られていますが、中には地位の高い文化人も含まれており、佐渡の文化形成に影響を与えたそうです。
佐渡の人に聞いたのは、罪人も働かされていたそうですが、それよりも金稼ぎをしようと自ら移住してきた人がほとんどだったようです。
体を張って稼ぐために、マグロ漁船に乗るか!という感覚に近いのかな、と思いました。笑
佐渡島の日本酒からマーケティングを学んだ!
佐渡島には5つ酒蔵があるんですが、どれも辛口でスッキリと飲みやすい日本酒です。
個人的にはかなり好き。
真野鶴、金鶴、北雪、天領盃、真稜がそれぞれの酒蔵の代表銘柄です。
どれも同じ米、同じ麹、同じ製法、なので、普通のランクだと似たような味なのですが、吟醸、大吟醸になると、それぞれの個性が出てくるので、佐渡島に来たらちょっとお金を出して高いランクの日本酒を飲むことをおすすめします。
この日本酒はロバート・デ・ニーロがニューヨークやロンドンで経営してるレストランで取り扱ってる日本酒だそうです。
たまにお忍びでプライベートジェットで佐渡島に来るそうです。
北雪酒造の社長と肩組んでる写真が飾られてます。
ハリウッドスターが惚れ込む日本酒、というだけでブランディングは大成功ですよね。
有名人の知名度を借りて、お酒のブランドも広まっているわけです。
さすがです!
これはエールフランス航空の日本〜フランス便で出てくる日本酒です。
新潟市内でもふつうのスーパーでも販売されてます。
この真野鶴のメーカーでは、他にも、クルーズで使われている銘柄もあるそうで、あとは7つ星のような高級列車に採用されたら、陸海空を制覇できると考えてるそうです。
しっかりとブランディング考えてるなと思います。
これはジャニーズV6の坂本がうまいと言ってから、爆発的に売れてる日本酒だそうです。
日本酒をただ売るのではなくて、どうやってブランディングしてるのか、非常に参考になりおもしろい。
こういう他業種のマーケティングから学べることは多いです。
ジャニーズの知名度で稼ぐ、なんて、芸能系トレンドブログで稼ぐようなもんですしね。
佐渡空港は定期便がないんですが、芸能人がプライベートジェットで酒蔵を訪れるために使われたりするそうです。
佐渡の日本酒ってすごいです。
帰りのフェリーからパシャリ
ということで、佐渡島でたくさんの学びを得て、帰路につきました。
また機会があれば行ってみたいなと思います。
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