今回はステップメール教育の盲点と顧客教育のポイントについて解説をしていきます。
ステップメールは、一度登録してもらうと1通目から順番にメールが流れていきます。
なので、大事なことを繰り返し伝えていくことができます。
人というのは、一度聞いただけでは記憶には残らないので、大事なことは繰り返し伝える必要がありますし、学ぶときには、大事なことというのは繰り返し学ぶ必要があるわけです。
つまり、大事なことを繰り返し学んでいくことが、教育で絶対に必要なことなのですね。
ステップメールで教育をするときには、お客様に対して情報提供することで顧客教育をしていきますす。
今回の記事では、その際に盲点になること。
それから、顧客教育をステップメールでやるときのポイントについてお話をしていきたいと思います。
ステップメールで顧客教育をする際の盲点
教育というと、言葉の響きで勘違いしてしまう人が結構多いです。
たとえば、教育=何か教えてあげる、ということと勘違いしている人が多いのですね。
教育は、ただ伝えれば良いわけではないですし、ただ知識を教えれば良いわけではありません。
それよりもむしろ、聞くことの方が大事だったりします。
聞くことで、顧客の悩みを把握することができるからです。
さらに言うと、顧客のことを知らないのにその人を教育しようということができるわけはないのです。
教育には「育つ」という文字が含まれていますが、人はどういう時に育つか考えてみてください。
人が成長するのはどういう時か。
それは、自分で気付いたときです。
つまり、顧客教育をしようというときには、お客様自身に気付かせることが、絶対に必要なのです。
教育とはどういうことか
ここでお伝えしたいことは、教育という言葉自体の解釈を間違えないでほしいということです。
教育の本質を、ぜひ押さえて取り組んでほしいわけですね。
学校でもそうですし、お子さんお持ちの方だったらよく身に染みて体験されているのではないかなと思います。
「こうやったら良いよ。」
「こうしなさい。」
それだけだと、人というのは言うことを聞かないわけですよね。
なぜ、それが必要なのか
なぜ、そうすることが自分にとってメリットなのか。
そういったことを自分で気付かせてあげないと、人いうのは本当の意味で育つことはできないのです。
ステップメールを通して、そのお客様により良い人生を歩んでもらうための学びを得てもらうための、本当の意味でお客様のためになる教育の仕方というのは、どういうやり方なのかということを、今一度考えてほしいなと思います。
お客様のことを深く知る
顧客教育というのは、一方的に、知識、情報を教えるということではない、ということをお伝えしてきました。
お客様のことを深く知ることが、教育の大前提になってくるわけです。
その上で、ステップメールでお客様の教育をしていくためのポイントをお話しすると、1番大事なのは、この気づきを与えるということですね。
気づきを与えるというのはどういうことかというと、お客様から
- なるほどー!
- それは気付かなかった!
- 言われてみればその通りだ!
などのセリフが出てくる状態です。
それが、気付きを与えることに成功したと言えます。
こういう状態を作るためには、単なる知識や情報を教科書のように伝えるだけではダメです。
決して気付きの感動にたどり着くことはできません。
いくら理論的な説明をしても、教育状態を実現することは不可能なのです。
考えてみてください。
もしそれが教育と言うのであれば、学校の先生も必要なくなってしまいます。
「この教科書を読んでおきなさい。以上。」
という感じでいいわけですから。
そうではなく、教え方が上手い先生というのは、教科書を朗読するだけではありません。
知識をどのように伝えるのか。
その伝え方が上手なわけで、その伝え方が上手だからこそ、勉強することの楽しさが感じられたりとか、その教科書の意味を深く理解することができるわけです。
つまり、知識や情報というのは、ただ教科書通り伝えるだけではダメだということです。
私たちは、小、中、高と学校教育を体験していますが、いざ教育する側に立つと自分がされて嫌だったことを忘れてしまうものなのです。
自分が教育されたときに、どういう教育が良かったのか。
どういう敎育が嫌だったのか。
ぜひあなた自身の体験から思い出していただきたいなと思います。
視点を増やす
知識や情報を伝えるだけでは気付きの感動は得られず「確かに言われたらその通りだけどね」と相手の理性にしか届けることができません。
つまり、
- なるほどという感動
- 深い気づき
には至らない、ということです。
このことからもわかるように、知識や情報を、ただ分かりやすく言うだけではダメで、それをどういうふうに理解するのかという視点を増やしてあげる必要があります。
ここで、例えばやり方として大事なのは、あなたの体験談です。
体験談やストーリー
あなたはその情報をどのように解釈して、どのように実践したか。
この体験談は、メルマガ読者に非常に大きな気付きを与えることができます。
同じ情報であっても、視点を増やす意識で言葉を投げかけていくことで、教育効果を高めることができるのです。
ノウハウや答えを与えてしまうだけでは、人は育たないものです。
いくら魚を与えても成長はしません。
魚を与えるのではなくて、釣り方を教えてあげるということが大切です。
そして、
- 自分で学ぶ
- 自分から学びを取りにいくという自主性を育ててあげる
- 自主性を育てる
これが、究極の教育なのではないかというふうに思います。
未来のイメージを持ってもらう
人は自分事として情報を受け取ると、やる気が自然と湧いてくるようになります。
自分はこういうふうに活用しようとイメージできるからです。
聞いた情報を
- 自分はこういうふうに応用してみよう
- こういうことを試してみよう
とかですね。
自分事に置き換えてイメージできるからこそ、より良いイメージが実現できそうだという期待感を自分の中で呼び起こすことができるのです。
未来のイメージ持たせるということは、教育において非常に重要です。
未来のイメージとは夢です。
夢があれば、人というのは勝手に行動していくわけです。
そして、勝手に成長していくことができるものなのですね。
ですから、そのお客様が見失っている夢を取り戻させてあげると、こういうことが実現できたらいいな、というイメージが描けるようになっていくのす。
真の問題点を考えてもらう
問題点は、自分で気付かせるということが大事です。
いくら他人から言われても人はなかなか行動することができないもの。
そして、人というのは自分の嫌なところには目をつぶってしまう生き物でもあります。
自分の弱点とか、自分自身に甘いとことか、わかっているけどなかなかできないということはどんな人でもあるものです。
ただ、それが今の問題の原因になっているのであれば、そこに目をつぶっているわけにはいかないのです。
もしかするとずっと敬遠していた課題かもしれませんが、その問題を解決して乗り越えないと、理想とする未来にはたどり着けないことに気付くことを避けて通れないのですから。
この段階を、ステップメールを使って、1通目、2通目、3通目というふうに、日をまたいでメールを何通にも分けて実現してくわけです。
その中で、大事なメッセージを繰り返し伝えていくと。
そのステップメールで大事なことを繰り返し伝えていくことで、確かにそうだなと、ここを自分は忘れていたしちょっと軽く考えていたなということに気付かせてあげるわけです。
これが、そのステップメールの教育のポイントになってきます。
自分で行動できるように導いてあげる
ステップメールの教育が上手くできるようになると、見込み客が自分で行動を選択できるようになります。
いまの問題を解決するために行動しよう。
理想とする未来を手に入れるために行動しよう。
このような行動が、あなたが提案する商品やサービスの購買行動につながってきます。
- 本気で自分を変えたい
- いい未来を目指したい
そう思うからこそ、何か商品やサービスを買ってやるぞ、頑張るぞと。
ですから、このステップメールの教育というのはとても大事な要素なのです。
今回は多くの人が見落としているこの盲点、そして、教育のポイントをお話しました。
これらのポイントを押さえていただくことであなたのステップメールの反応率というのが一気に跳ね上がりますので、これらのことを意識しながらステップメールを書いていただきたいなと思います。
ステップメールの教育効果を高めるコツ
最後にこれらの教育をステップメールに組み込むために、有効な方法をいくつかご紹介します。
まずは、お客様のことを知るということ。
お客様とコミュニケーションをとること自体が、お客様の教育になっていきます。
もしあなたが1対1で教育することができなければ、ステップメールで上手に教育できるわけがないのです。
ですから、メールでのやり取りでしっかりとお客様の悩みを解決して差し上げると。
そういうやり取りを普段からしておくということが、ステップメールで上手な教育をするために有効な方法になります。
そして、メルマガのやり取りだったり、フェイスブックメッセンジャーとかLINEのやり取りで、そういった教育をするだけでなく、最短でお客様の理解を深めるためには、リアルの勉強会を開くというのが1番オススメです。
なぜかというと、いくら言葉で丁寧に伝えたとしても、実際にお会いして相手の表情を見ながらリアルな勉強会をやると、必ず想定外の状況に出くわすからです。
言葉では理解できてるはずなのに、なぜかうまく伝わっていない・・・。
そんな表情に出くわすことがあるのです。
このあたりが、1番最初にお伝えした盲点の話に繋がってきます。
相手に良かれと思っていっていることが、実は単なるノウハウ提供だけにしかなっていなくて、結局その人がどういう行動すればいいのかということが、全然受け取れていない。
つまり、そういうやり取りをいくらしても人というのは育たないですし、教育というのは実現できないということです。
ただ、それらをウェブ上のやり取りだけでやるのは、逆に非常に高度な技術が必要です。
これをリアルの勉強会を開いて、面と向かってその教育をすることで、自分の足りないことが必ず見えてくるようになります。
しかも最短で見えてきますので、教育効果の高いステップメールを作るために、ぜひオススメな方法です。
教育者自身も成長すること
教育というと、人に教えるとか、情報をお伝えする、というように、こちら側が上の立場で、お客様が下の立場、そういうふうに勘違いしてしまう方が多いのですが、教育する側のあなたは必ず成長し続けないといけません。
言葉だけで何か教えてあげるよりも、あなた自身が成長している姿を見せてあげるいうことの方がより大事です。
そもそも自分自身を成長させていない人からは、教わりたくないですよね。
逆の立場で考えてみると分かると思います。
過去の経験の昔話を、いくらそれが正しいことであったとしても、その昔の話しかしない人というのは、全然魅力的ではないのです。
教育者に魅力がないと本当の意味での教育は実現できないので、あなた自身が成長している姿を見せ続ける必要があるということですね。
人の役に立つ優しい心の弱点とは?
顧客教育とか、人に親切にするのが好きな人の弱点について最後にお話したいと思います。
人に良かれと思って、あなたの知識を伝えて喜んでいただくと、もちろん相手の方には喜んでもらえるのですね。
まだ経験したことない人にとっては、手取り足取り教えてもらえることはとてもありがたいことです。
それはそれでよい。
しかし、そこであなた自身が止まっていてはダメなのです。
ただ、人のために良かれと思いが強い人は、喜んでもらえているからこれでいいのだと、今の自分に安住してしまって成長を止めてしまう傾向にあります。
これが、教えたがりの人の大きな欠点です。
もしあなたが教えることが好きだと思われるなら、人に教えること以上に自分自身が成長するということを意識するべきです。
手取り足取り教えることは果たして良いことなのか?
教えてあげることで喜んでもらいたい。
ありがとうというふうに言われたい。
そういう思いが強いばかりに、手取り足取り教えてあげてしまうこともあります。
これも教えることが好きな人によく見られますね。
ただ、手取り足取り教えるというのは小さな子供に教えるための教育法です。
つまり、教育のレベルとして非常にレベルが低い。
そして、レベルが低い教育をしている以上、その教わる側も一定以上育つことはないのです。
考えてみると当たり前です。
小学校、中学校、高校、大学と、そしてその後、社会人というふうに進むにつれて手取り足取り教えるという要素はだんだん少なくなっていくことは、あなたも体験しているとおりです。
つまり、ステップメールで教育するときも全く一緒で、どういうレベルの教育をそのお客様に対して提供するのかということを考えてほしいのです。
理想中の理想というのは、お客様が自分で自分にとってベストな判断ができるようになること。
そうすれば、自分で納得して商品を買ってくれるので、クロージングが完全に不要になってくるからです。
上手な敎育の仕方
高いレベルの教育を実現して、ステップメールからの売上げを安定して上げていく。
その敎育をするには、魚を与えるのではなくて釣り方を教えるということが大切でした。
今まで申し上げてきた教育のポイントは、ステップメールに限らず、リアルのお客様とのやり取りにおいてもそうですし、お子様がいらっしゃる方は、お子様への教育にも通用する考え方になります。
他にも、自分自身の教育についても同じことが言えます。
教育というのは、いろんな解釈ができる言葉で、いろんな視点で扱うべき言葉ですので、一面的な狭い捉え方をしてしまわないように気を付けてくださいね。
そうすれば、顧客教育の盲点からも逃れることができますし、経験を積めば積むほどステップメールの教育もどんどん上手くなります。
ですので、実践しながら自分自身を成長させるという意識を大事にしてください。
そしてステップメールをどんどん活用していただくといいのではないかなと思います。
今回は、ステップメール教育の盲点と顧客教育のポイントについてお話をさせていただきました。
コメント