パース3日目はワイルドライフパークとキングスパークへ

2日目にロットネスト島に行ったので、自動的に3日目はワイルドライフパークでカンガルーやコアラなどのオーストラリアの動物と遊ぶコースになりました。

丸一日パースに滞在できるのはこの日が最後。

なので、パースの春の季節に咲くワイルドフラワーも見に行くことにしました。

目次

マラルーB&Bからエイボンバレー国立公園へ

マラルーB&Bから海を背にして東に向けて1時間くらい車を走らせ、ワイルドライフパークを通り過ぎ、まずはエイボンバレー国立公園へ。

スワン川の上流の方面に向かって上りの坂道をどんどん進んでいきました。

パース周辺の道路は一般道でも100km出せる道がありますし、車の渋滞も通勤時間以外はほとんどないのでかなり快適です。

途中に小さな街が現れて田舎町の小さなパン屋&カフェがあったので、そこでモーニング。

地元の人がかなり賑わっていました。

ここでも店員さんがとても感じがよくて、パースの人たちはほんとに感じがいいなぁと改めて思いました。

美味しくミートパイとフラットホワイトをいただき、ドライブ再開。

さらに気持ちよく進んでいると・・・

なんと・・・

パトカーが後ろから近づいてくるではないか!?

「え?何か違反したか?スピード出せる道だし、英語で見逃した交通ルールでもあったか?」

なんて思っていると、小太りで縮れた髪の毛が頭の上に乗っているやや険しい顔をした男性の警官が近づいてきて、窓の外から、

「お前はさっき60kmの道で16kmオーバーで走ってたぞ。交通ルールは守らないとダメだ。」

と言ってきました。

まじか~。

「200ドルの罰金だ。免許証を出せ。」

もう従うしかありません。

確かに田舎道でさっきのお店が数軒並んでるところらへんは60kmの速度制限の看板が出ていました。

守ったつもりでしたが、見逃してスピードを出してたエリアがあったようです。

きっと警察も待ち伏せして張ってたんだと思います。

日本もオーストラリアも警察は同じか。。。

くっそ~と思って待ってるとまた同じ警官がパトカーを出て近づいてきました。

「これを持ってポストオフィス(郵便局)で支払うように。お前はどこから来たんだ?」

「日本ですよ。」

「そうか。ルールを守って運転するように。」

まさか国際免許証をレンタカーを借りる時以外に使うとは思いませんでした。

まぁこれも話のネタになるな、なんて思いながら気を取り直してアクセスを踏み始めました。

エイボンバレーに向けて進んでいくと高度が上がっていき、景色が開ける場所がありました。

遠くにパース中心部の高層ビルが見えます。

エイボンバレー国立公園

エイボンバレー国立公園の看板がようやく見えてきました。

山道に入って行きます。

下も舗道ではなく砂利道を進んでいきました。

看板が出ている方向になんとなく進んでいくとキャンプ場にたどり着きました。

ある家族がキャンプ場を独り占めして、子供がキャッキャッと笑いながら走り回ってる姿が見えました。

勝手なイメージではありますが、なんとなくオーストラリアっぽくていい風景です。

ただ、私がアボンバレーに来たのはワイルドフラワーを見るためです。

「どこにあるんだろう?」と思って探し回りました。

でも・・・残念ながら、それらしきところは見当たりませんでした。

警察には捕まるし、ワイルドフラワーは見れないし、3日目はツイてないな、なんて思いながらドライブを続けます。

アボンバレー国立公園はスワン川の上流にあり、だいぶ坂道を登ったところにありました。

海沿いとは違う、ちょっと清々しい高原ならではの美味しい空気が車の窓から入ってきます。

阿蘇の道をドライブしてるのに似てる感じもしました。

馬が放牧されている草原が広がっていたり、牧場農家さんの家がだだっ広い所にポツンと建ってたりしてて、パースの高原のドライブを楽しみました。

目当てのワイルドフラワーは見れなかったですけど、パースの高原を味わえたのでよしとします。

ワイルドフラワーはパース市街にあるキングスパークを期待することにしました。

ワイルドライフパークに向けて出発

帰り道は下り坂です。

速度を出しすぎないように注意して戻っていると・・・またパトカーの姿が!

ただ今回は自分がターゲットではないです。

対向車線に止められている車を目にしたのです。

あぁ自分だけが速度違反をしてるわけじゃないんだな。みんな引っかかるんだな。

たぶん警察にとっては絶好のねずみ取りスポットなんでしょうね。

そんなこんなでワイルドライフパークにたどり着きました。

ワイルドライフパーク

ワイルドライフパークはウォンバットとの記念撮影ができたり、カンガルー、コアラ、いろんな種類の鳥などが見られる動物園です。

動物園に入るには有料で25ドルくらい???でしたが、動物園の外にも広い公園があり、そこは無料で滞在できるようになっています。

芝生の上でお弁当を並べてピクニックを楽しんでる家族でごった返していました。

日曜日は人も車も多いので、駐車するのが大変でした。

やっとのことでだいぶ離れたところに車を止めて、ワイルドライフパークの入り口に向かっていきました。

ワイルドライフパークはこじんまりとした規模の動物園なのですが、いろんな動物と触れあえるので、のんびり楽しむことができます。

初めてカンガルーを触りましたし、羊と記念撮影を撮ったりしました。

カンガルーが昼寝中。

また決められた時間になるとイベントとして、ウォンバットとの記念撮影やヘビとの記念撮影もできます。

ウォンバットと撮影中の家族。

ここではコアラは触ることができませんでした。

コアラは繊細な生き物ですし、1日に20時間も寝ているので、オーストラリアの動物園の中でもコアラを触れるところは限られています。

西オーストラリア州だとコフヌコアラパークだけです。

最終日の午前中に行こうかなと思ってたのですが、男一人だと動物園もさくっと楽しんで1時間くらいで終わることができたので、予定変更。

南に80kmくらい離れたところにあるコフヌコアラパークにまだギリギリ行けそうだったので、急きょ行くことにしました。

4時前だったので、まだ夕方前にコフヌコアラパークに到着できそうです。

3号線、4号線と幹線道路をスイスイ進んでどんどん南に進んでいきました。

初めての道ですが、wifiを持ってないので頼りになるのは紙の地図だけです。

日本ではスマホでGooglemap頼りで地図を確認していたのですが、久しぶりに紙の地図を使うと新鮮です。

脳の違う部分を使ってる感じですね。

たまにはインターネットに頼らない生活もいいものです。

運転しながら交差点の一位置や地名を確認しつつ、南の方に進んでいきました。

アーマデール、バイフォード、と地図で確認しながら、左折する交差点を見逃さないように進んでいきます。

・・・が、それでも通り過ぎてしまうものです(笑)

あれ?行き過ぎた?と思ったのでUターンし北上。

曲がるはずだった交差点を見つけて、逆方向からなので今度は右折したら、すぐコフヌコアラパークが見えてきました。

ですが、17時で閉園という案内が・・・。

到着した時間がぴったり17時だったので、予定通り明日の午前中に来ることにしました。

いざキングスパークへ

時間が余ってしまったのでパース市街のすぐ側にあるキングスパークに行くことにしました。

まだ明るい内に行けばワイルドフラワーが楽しめるはずです。

30号線、7号線を通ってスワン川沿いの道をあえて選んでパース市街に向かっていきました。

スワン川の南側からパースを見るのは今回が初めてでした。

場所を変えるとまた違う美しさがあるので、パースはドライブが楽しいです。

スワン川といっても、パースの中心部では湖のように広がっています。

湖と街が美しく融合しているのがパースの魅力ですね。

スワン川沿いには芝生が広がる公園があちこちにあります。

散歩してもいいですし、ランニングしてもリフレッシュできそうです。

こんなところに住んだら天国みたいだな~と思いながらキングスパークに向かっていきました。

キングスパークに到着

思った通りまだ十分明るい内にキングスパークに到着しました。

パース市民があちこちでくつろいでいるのが見えます。

ちょっと喉がかわいたので、カフェでフラットホワイトを頼んで、そこから散策開始です。

スワン川の両岸が見渡せますし、先ほど通ってきた道も見下ろすことができました。

10月のキングスパークはもう本格的な春の陽気です。

昨日ロットネスト島に行った時に、天気のいい日にキングスパークに行ったほうがいいと言われたのもよく分かりました。

残念ながらワイルドフラワーの一種である、ブラックカンガルーポーはすでに時期が終わっていました。

パースでワイルドフラワーを楽しむのであれば9月がメインのようです。

それでも、その他のワイルドフラワーがたくさん咲き乱れていましたので、私としては大満足することができました。

しばらくのんびりしていると徐々に日が暮れてきたので、マラルーB&Bに向けて帰り路につくことにしました。

マラルーB&B

パース市街地からマラルーB&Bへの道は3往復目。

もう慣れたものです。

初日に道を探したのが不思議なくらい、方向感覚が頭の中に入っているので地図もほとんど見ずにたどり着くことができました。

パースの夜は最終日。

少しは雲がかかってますが、今晩は星も見えそうです。

歩いて5分くらいのマラルービーチに行き、マラルービーチホテルでピザを食べ、海岸で南半球の星座を観測。

南十字星、りゅうこつ座、ケンタウルス座、はちぶんぎ座、カノープス、天の南極、など日本では見ることができない星座を見ることができました。

星座は好きなので、夜空がキレイなところに行ったら必ず見るのですが、南半球の夜空をちゃんと見たのは初めてでした。

ほんとに南半球に来てるんだなと改めて思ったりもしました。

飛行機に乗ってるだけなので、意外と実感がなかったりもするんですよね。

でも、夜空を見て、自分の位置を確認すると、地球は丸いなどの当たり前の自然の不思議を実感することができました。

日が落ちると気温も下がってきますし、海沿いは風も冷たいのでだんだんガマンの限界になってきたので、マラルーB&Bに戻りました。

最後のパースの夜。

この3日間のパースを思い出しながら眠りにつきました。

この記事を書いた人

作家/マーケター

人生の試練に打ちのめされた20代を経て、自分らしさを軸にした文章術を武器に独立。人材開発とマーケの2軸で活動中。人の強みや才能を引き出す独自のカウンセリング技術を開発。千葉生まれ、広島育ち、大分、熊本、静岡、福岡、新潟を経て現在は東京在住。

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