アクセスアップ講座『ブログのキーワード選定』の3回目です。
狙い目のキーワードを決めるためには、
検索ボリュームのリサーチと、競合チェックを外すことができません。
前回の講座で、キーワード選びの戦略を解説しましたので、
今回は具体的なリサーチという戦術面に入っていきたいと思います。
キーワードのリサーチと競合チェック2つの原則
まず、キーワード選びの原則のおさらいをしていきます。
2、ライバルが少ないこと
何度も確認するのは、それだけ大事な原則になるからです。
この原則を正しく理解しておくことで、キーワードを考える思考が身につき、
他のライバルが決して気付けないキーワードに気づく力が養われます。
今回は、この2点をどのような方法でリサーチしていくのか、
具体的な方法について解説していきます。
1,一定以上の検索ボリュームがあること
検索ボリュームを調べるには、いくつかの無料ツールがあります。
よくブログなどで紹介されているのは、下記の2つです。
・Googleトレンド
両方を参考にしている方がいますが、
使いこなせないうちはどちらか1つで十分です。
私は以前380記事で月間90万アクセスのブログを持っていましたが、
すべてGoogleトレンドのみで検索ボリュームのありなしを判断していました。
Googleトレンドはシンプルで応用が利くので、とても気に入っています。
Googleトレンドの使い方
○グラフが表示されるかどうかを確認する
Googleトレンド
https://www.google.co.jp/trends/
使い方はとてもシンプルです。
検索ボリュームが一定以上あると、このようにグラフが表示されます。
試しに「インフルエンザ ヨーグルト」で調べてみました。
このようにグラフが表示されるということは、
一定以上の検索ボリュームがある、ということになります。
次に「インフルエンザ ヨーグルト 不味い」と
3語に増やしてリサーチしてみました。
検索ボリュームが少なすぎると、
このようにグラフが表示されなくなります。
このように検索ボリュームが一定以上あるかどうかは、
グラフが出るかどうか、だけで判断できます。
グラフが少しでも出たキーワードで検索1位になると
1日200以上のアクセスが集まることも多いです。
複合キーワードは無限に作れますから、
グラフが表示されるキーワードは、いくらでも見つけることができます。
○検索ボリュームを比較する(検索ボリューム、時期)
キーワードのボリュームを比較することができます。
「花粉症 ヨーグルト」の2語の複合キーワードを
隣の欄に入れてリサーチしてみました。
この場合は、「インフルエンザ ヨーグルト」よりも
「花粉症 ヨーグルト」のほうが2倍以上検索されていますよね。
もしライバルが同じ程度の強さだった場合は、
「花粉症 ヨーグルト」を先に書きます。
記事を書く労力はどんなキーワードでも同じですから、
せっかくなら検索ボリュームの多い記事から書きたいですからね。
このように、どのキーワードの記事から書いていくか、
正しい優先順位を付けることができます。
また、インフルエンザよりも少し遅れて
花粉症について検索されていることが分かります。
このように、検索される時期についても、リサーチすることができます。
Googleトレンドだけで検索ボリュームについて
様々なリサーチができるのでうまく使いこなしてください。
2,ライバルが少ないこと
検索ボリュームの調査をしたあとは、ライバルを見極めないといけません。
ライバルが多くいるキーワードを選んでしまうと、
上位表示がとても難しくなってしまいます。
上位表示に失敗するとアクセスはほとんど集まらない
ということを覚えておいてください。
参考までに、CATALYSTの調査結果を紹介します。
上位3位以内に入らないとアクセスがほとんど集まらない理由がよくわかると思います。
※CTRはクリック率のことです。
・対象キーワード: 17,500個
・対象サイト: 59サイト
・対象期間: 2012年10月〜2013年6月
・利用したデータ: Googleウェブマスターツールの検索クエリ
引用元:海外SEO情報ブログ
この結果を見ると、同じ1ページ目でも
1位と10位のアクセス数を比べてみると
35倍も開きがあるということになります。
2ページ目になると10位よりも少ないので、0.51%以下です。
まったく話にならないですね。
アクセスを集めるには、3位以上は必ず死守したいところです。
そのために大切なのがライバルチェックです。
ライバルチェックを身につけると
自由自在にアクセスを集めることができるようになるので、
ぜひマスターしてくださいね!
ライバルチェックでは、下記の4点をチェックしていきます。
② 無料ブログがあるかどうか
③ 企業サイトがあるかどうか
④ コンテンツの質と量
ポイントを順番に解説していきます。
① キーワードがタイトルに含まれているかどうか
Googleは記事タイトルにキーワードが含まれていると、
そのキーワードに関するコンテンツなんだな、と判断します。
つまり、記事タイトルにキーワードが入れると
上位表示しやすくなります。
もしリサーチしている中で、
キーワードが含まれていないタイトルが
上位に表示されていたらチャンスです。
あなたが、キーワードをタイトルに入れたら、
勝てる可能性が高いと判断することができます。
② 無料ブログがあるかどうか
無料ブログのドメインは、あまり強くないケースが多いです。
また一般的な傾向として、無料ブログユーザーのコンテンツの質は
有料であるWordPressブログよりも低いです。
ですから、
検索上位に無料ブログが入っているのを見つけたら
WordPressなら勝てると判断することができます。
有名な無料ブログには、下記のような種類があります。
・FC2ブログ
・Livedoorブログ
・はてなブログ
・忍者ブログ
③ 企業サイトがあるかどうか
企業サイトは社会的な信用が高いので、
Googleも高い評価を付ける傾向にあります。
また優秀なライターが書いた記事は
コンテンツとしても秀逸なので上位表示しやすいです。
企業が運営しているということは
それなりに労力もお金もかかっているということですから
強いライバルという場合が多いです。
ただ、キーワードによっては勝てる市場も存在します。
あくまでも1つの指標に過ぎないということは
覚えておいてください。
④ コンテンツの質と量
以上の3つの点をチェックして「勝てないかもしれない」と思っても、
試しにチャレンジすることもあります。
それは、コンテンツの質と量が足りてない記事が
上位表示されている、と判断した場合です。
最終的に、役に立つ記事が上位表示されるようになるのが
Googleのアルゴリズムです。
ライバルよりも質と量で上回れると判断した場合は
チャレンジする価値は大いにあります。
ライバルチェックの注意点
ライバルチェックを始めると、判断に迷うことが多いです。
特に、100点満点を目指そうとする方が迷います。
しかし、書いてみると意外と上位表示できることもあるのです。
思い込んで行動できないよりも、積極的にチャレンジすることは大切です。
『60点以上ならとりあえず書いてみる』ことをおすすめします。
しかし、すべてが61点のキーワードだと、ハズレも多くなってしまいます。
ですから、
60点台のキーワード
70点台のキーワード
80点台のキーワード
90点台のキーワード
と、自分なりに仮説を立てて記事を書いていき、
あとから振り返って検証することが大切です。
「60点と思っていたキーワードが実は90点だった。」
「90点だと思っていたキーワードが60点以下だった。」
いろんなケースがあります。
仮説を立てて、あとから結果を検証していくと、
ライバルチェックの精度がグングン高まります。
私は、最初は10キーワード中1つしか上位表示できませんでしたが、
今では10キーワード中5つは上位表示できるようになってきました。
特に、お盆に関する記事を書いた時は、
5記事中5記事が上位表示に成功しました。
こうなってくると、キーワード選びが楽しくてしょうがなくなります。
エクセルなどで自分なりの仮設をメモしておいて、
3ヶ月後に検証することをおすすめします。
コメント
コメント一覧 (6件)
たろさん、素晴らしい内容の記事。
革命的な教えだった。
今まで如何に不安定なキーワード選定をしていたのかと気付かされました。
この教えと「Keyword Tool」を組み合わすと無敵状態になります。(笑)
面白いほど穴場キーワードが見るかる。
ありがとうございました。m(__)m
片山さん、コメントありがとうございます。
お役に立てて嬉しく思います。
私は仮説と検証の繰り返しによってキーワード選びの肌感覚が磨かれていきました。
もちろん失敗もたくさんしていますが、意味のある失敗にすれば次に繋がるという考え方ですね。
まだまだ穴場のキーワードはたくさんありますので、試行錯誤を楽しみながら実践していきたいですね。
今後ともよろしくお願いいたします。
参考にさせていただきました。
4点のチェックですが2語のキーワードででしょうか? それとも3語を基準にということでしょうか? もし2語だとライバルがの多さの基準はどれぐらいを考えたらいいのか今ひとつわからないのが現状です。
今までのやってきた中で3語はライバルの少ないキーワードは見つかるので、2語目まではあまりライバルを気にせず選んでいました…
アドバイスいただけると幸いです。
しーささん、はじめまして。
コメント頂き、ありがとうございます。
2語でライバルが多かった場合は、2語で上位表示するのは難しいです。
ということは、最終的に2語で上位表示を狙うのであれば、必然的に2語でのライバルチェックも必須ということになります。
ただ、3語で上位表示するだけで、満足できるアクセスが集まる場合は、2語でのライバルチェックは不要です。
最終ゴールをどのように設定するかによって、取るべき行動は変わっていきます。
私の経験では、アドセンスで稼ごうとする場合は大量のアクセスが必要になりますので、3語で上位表示しただけでは満足なアクセスが集まらなかったです。
ライバルの基準については、自分のサイトのドメインパワーによって変動するので、なんとも言えないところです。
もっとも確実な方法は、今まで書いてきた記事の中で、2語で上位表示できた記事をリサーチする方法です。
その2語の検索結果を見ると、どのような記事に勝てて、どのような記事に負けるか、の答えがみつかります。
ですので、仮説と検証を繰り返すのが、もっとも確実な方法なんですよね。
あまり、いろんな人の言うことに振り回されず、自分が行動した結果から学ぶようにすると、結果を出しやすくなります。
ぜひ参考にしていただけたらうれしいです。
先日から、メール会員となった みずたん です。2月から、ブログを開始していますが、今まで集客の努力をしていませんでした。
最近、思うところがあって、ブログの見直しと共に集客についても、勉強しようと思い立ちました。
まず、グーグル アドセンスに通るところからですが、よろしくお願いします。
いただいた記事を読んで実践を始めます。こちらも、よろしくお願いします。
コメントいただきありがとうございます。
実践しながら出てきた気付きや疑問などがありましたらお気軽にお問い合わせください。
ブログの問い合わせやコメントでも、メルマガの返信でも結構ですので^^
正しく進めれば必ず結果が出るのでがんばりましょう^^