言葉を大事にするには?内なる言葉にこだわろう

今回は自分の中の内なる言葉にこだわるというテーマでお話をしていきたいと思います。

言葉っていうのはすごく大事です。

いろんな人が言ってますけども、日本でも昔から言霊ということを言いますし、言葉の使い方によって人生が決まっていくということも言えます。

自分の場合はブログを書いたりメルマガを書いたりしてますので、言葉の使い方っていうのは、そういうアクセスにも関わってきますし、何か販売するときの物事の伝え方っていうことにも関わってきます。

当然プライベートで家族と過ごす時、友達と過ごす時など、どんな時にもどういう言葉を使うかによって、その関係性っていうのが変わっていくんじゃないかなと思うんです。

目次

微妙な言葉の違いが行動を変える

言葉っていうのはすごく大事なわけなんですけども、ここで言いたい内なる言葉っていうのは口に出す言葉だけではありません。

そういう風に発する言葉も当然そうなんですけども、自分の内なる言葉っていうのをもっと意識していくといいんじゃないかなということをお伝えしたいわけなんです。

どういうことかって言うと、いろいろなんとなく頭で思ったりとか、感じてることっていうことをもっと大事にしていくと、自分自身をもっと変えられるんじゃないかなということなんです。

例えば、ちょっとした言葉の違いでどういう違いがあるのかということの例として『ホンマでっか!?TV』っていうテレビの番組があります。

その中で、なるほどと思った話があって、イギリスの調査の例が話題に出てたんですけども、あるポスターに「万引きをするな」っていう風に書いてあるポスター、それと「万引き犯にはなるな」そういう風に書いてあるポスターと両方試したそうなんです。

そうすると、どっちの方が万引きがする人が減ったかっていうのを調査してみると、この「万引き犯になるな」っていう方が万引きの発生を抑えることができたということを言ってました。

これってちょっとした言葉の使い方かなとも思うんですけども、万引きをするなっていうのは、一回の万引き、今回するなと行為を否定、その行為に対して注意するというような言葉になるわけなんです。

ですが、脳っていうのは「今回ぐらいいいか」とすごく思ってしまう傾向があるんだということです。

今回だけならいいかって一回の行為をするのは、脳っていうのは許しがちなんだということです。

ですけど、万引き犯になるなって言うと、自分自身が万引き犯として決めつけてしまう、自分っていう人間は万引き犯なんだという風な言い方になるわけです。

そうなると、自分の本質は万引き犯なんだと。

そういう風に言われるとすごく抵抗を示して、いや自分はそうじゃないというふうな意識が働いていくということなんです。

なので自分の本質を否定する、人間としての尊厳というか、みんな善人でありたいっていう、良く思われたいっていう思いはありますので、そこを自分から放棄するっていうことはしたくないわけです。

万引きに代表されるそういった軽犯罪を犯した人達に調査をすると、2000人の受刑者にその動機、なんでそういうことをやってしまったんだということを聞いていくと、みんな魔が差したという風に言うそうなんですね。

普段はそんなことやらないのに、なんとなく衝動的になってしまったと。

これは言い訳的にそう言ってるってこともあるでしょうし、本能的にそう言うってことは、それがやっぱり1回の出来事で自分の本質はそうじゃないよという風に思いたいっていう、そういう心理もあるんだということです。

これで考えていくと、人に注意する、子供に注意する時とかに「ウソをつかないでね」って言うのと、「ウソつきにならないでね」って言うのと、それで伝わり方が全然変わってくることになります。

また「怠けるな」ってことを言うか、「怠け者になるな」って言うか、その言葉の違いによって大きく変わっていくということです。

言葉は価値観を表すもの

こういうことから考えていくと、自分っていう人間はこういう人間だっていう価値観を自分の中にそれぞれ皆さん持っておられるわけです。

そういったことっていうのは、言葉に表すことができるわけです。

価値観であったり人間性っていうふうに言ったりもしますけども、そういう価値観や人間性っていうのは言葉にして表すことができるわけです。

言葉にして出てきてしまうって言った方がいいかもしれません。

ふとした時に出てくる言葉っていうのが、その人の価値観であったり人間性っていうのを表してるわけです。

自分の中から出てくる言葉に従って、自分っていうのは行動してるわけです。

そのため、自分が普段どういうことを考えているのか、どういうことを思っているのか、そういったことによって自分の行動は変わっていって、人生も決まっていってしまうということです。

ちょっとこれは古臭い話に感じるかもしれませんが、仏教の天台宗のお坊さんで天台宗を始めた天台智顗っていう人います。

そのお坊さんは一念三千の教えと言ってて、自分が今ぱっと思ったこと、その念っていうのは三千世界を駆け巡ると。

だから一瞬一瞬どういうことを思って生きていくのかっていうのがすごく大事なんですよということを言ってるんです。

仏教っていうのは心の世界を扱う宗教、思想になるわけなんですが、この天台宗っていうのはいろんな宗派がある仏教の中でも特に現実の生き方をどうやったら良くしていけるかということをすごく説いている宗派になるんです。

自分の人生を良くしていく、いい人生を過ごしていくためには、この一瞬一瞬の思いがすごく大事なんだということです。

昔からずっと言われてることなわけです。

自分のことを知る、ということ

その内なる言葉っていうのが先程も言いましたように、自分の普段の考え方であったり、自分の中の当たり前とも言い換えるかなと思います。

価値観それから習慣です。

普段自分はどういう言葉を発しているのかっていうことを知るっていうことが、自分を知るということになっていきますので、普段から自分の言葉っていうのを是非もっともっと意識していただくといいんじゃないかなとすごく思うんです。

自分を知るっていうことが大事なのはなぜか。

それは自分を知ろうとしていくといろんな気付きが得られるようになります。

そういうふうにして、自分ってこういう時にこういう反応する人間なんだと、その気付きがあってはじめて改善することができるわけなんです。

自分の欠点とか、こういうとこを直したいなとか、こういう時に人にこういうふうに思われてるなとか、そういう気付きがないままだと、改善することが不可能なんです。

中国の古典でいうと孫子という、兵法、戦い方のことを、いろんな戦略のことを書いてある本がありますけども、どうやったら目的を達成できるかという風に言えるわけです。

目的を達成するために、一つ有名な言葉として、「彼を知りて己を知らば、百戦危うからず」と言っています。

周りの状況を知るっていうことと、自分自身を知る。

それをすればどんな戦いでも勝てるんだと言ってるわけです。

逆に言えば、自分自身のことを知ろうともせずに、いろんなことをチャレンジしていくっていうことは、すごく逆に危ういんだということです。

自分の中のこういった内なる言葉を探求していくことによって、自分を知ることが重要なのです。

言語化して意識していく

内なる言葉っていうことを考えると、自分のその内なる言葉をなんとなくこう思うだけで済ませるのでは足りません。

それを言語化していくっていうことがすごく有効に働いていきます。

言語化することで自分ってこういう事を考えるんだっていうのを言葉で説明できるようになるんです。

言葉で言えるっていうことが、初めてわかったという状態ですので、言語化っていうのがすごく大事になっていくわけです。

方法としてはどんどんどんどんブログに書いていく。

日頃思ったこと、どういう時にどう感じたのかということをブログでどんどん書いていくっていうことが、一つすごく有効な方法だと思います。

また、Youtube動画でアウトプットするっていうのも一つの方法かなとも思います。

それから最近読んだ本で『ゼロ秒思考』っていう本があるんですが、これすごく有効なので是非Amazonで調べてみていただくといいんじゃないかと思うんですけども、どんどんA4の紙に感じたことを言葉で書いていくっていうことを薦めてる本なんです。

これをすることで、なんとなく感じていることを言語化するっていう習慣を身につけることができると。

これは自分の気持ちの整理をする時にもすごく有効だし、仕事を効率よく終わらせる、進めるっていうためにもすごく有効だし、いろんなアイデアを出していくっていう時にもすごく有効です。

いろんな使い方がこの本の中で書かれてあるんですね。

ちょっとこれ毎日やりたいなと思いながらできてないところがあって、ちょっともったいないことしてるんですけども、やったらやった分だけ自分でこんなこと考えてたんだっていう言葉が百発百中出てくるので、これは是非お勧めです。

こうやって言葉っていうことを自分の中から生み出していく、自分がどういうことを考えているのかっていうことを自分の言葉で発信していく、アウトプットしていくということをすると、いろんなところで活かせていけるようになります。

ブログとかメルマガとか、そういうライティングをする時にもすごく有効ですし、人ってどういう風に感じるんだろうっていう、人間心理っていうことをすごく理解が深まっていきますので、マーケティングをする時なんかにもすごく有効です。

さらに、人生そのものを作るのがこの内なる言葉なのかなとも思いますので、自分自身の人生を良くしていくためにもすごく有効だと思うわけです。

ほとんどの人はこの内なる言葉、自分の言葉、本音、そういったことを意識しないままなんとなく生きている、なんとなく毎日を過ごしているっていう方がすごく多い。

そうなると自分自身を変化させるとか、成長させるとか、目標を達成させるっていうことはすごく難しいんです。

果たして自分はどういうことを目指して生きているのか。

どういうことを大事にして生きていきたいのか。

そういったことっていうのは他の人から教わってわかるものではありませんし、自分で人それぞれ人生で大事にしてる物っていうのは違います。

自分っていうのはこういう人間なんだということをちゃんと言語化していくという習慣づくりをぜひおすすめしたいなと思います。

 

動画ではマインドマップを使ってお話しています。

合わせて参考にしてください。

この記事を書いた人

作家/マーケター

人生の試練に打ちのめされた20代を経て、自分らしさを軸にした文章術を武器に独立。人材開発とマーケの2軸で活動中。人の強みや才能を引き出す独自のカウンセリング技術を開発。千葉生まれ、広島育ち、大分、熊本、静岡、福岡、新潟を経て現在は東京在住。

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