メルマガの反応率を上げるにはお客様にしっかりと読んでもらえるメルマガを運営すればいいわけですが、そのためには最低限理解しておくべきことが3つあります。
その3つの要素について考え方を理解しておかないと優先順位を間違えしまうと、
いくらがんばっても反応率が上がらない
という苦しい状況に陥ってしまいます。
その3つの要素というのは、
- リスト
- オファー
- コピー
の3つです。
これらをちゃんと整理しておくことで、反応率を上げていくことができます。
順番に解説していきます。
メルマガの反応率を分解すると?
まず、メルマガの反応率とは何か。
もうちょっと細かく分けてくと、
- 開封率
- クリック率
- 成約率
に分けられます。
開封率
まずはメールボックスに届いたメールを開いてもらえるか、それが開封率ですね。
様々なリサーチによると、なかなかメルマガが読まれないというデータもあって、10%以下に落ちているメルマガもあるようです。
また、ただしっかりとリスト、オファー、コピーを考えてメルマガの運営をすると、そんなに低くなるはずがありません。
実際の私のデータでも、開封率60%以上を実現しています。
クリック率
開封してもらったメール本文の中になんらかのURLを設置しておくようにします。
そのURLをどれだけの人がクリックしてもらえたかを計測することで、メルマガの反応率を確認することができます。
これはメールマーケティングにおいて必須の機能ですから、メルマガ配信システムにクリック解析の機能がついてるかどうかを確認する必要があります。
成約率
そして、最後に成約率。
メルマガの中で、何か商品やサービスを販売するときの成約率を最終的にはあげていきたいわけですね。
この成約率を最大に上げるために、クリック率を計測して、開封率を計測していきます。
いくら開封率やクリック率を上げても、成約率が上がらなければ真の意味で反応してもらえてませんので、成約率もしっかりと見ていきましょう。
メルマガの反応率を上げる3要素
メルマガの開封率、クリック率、成約率を上げるために絶対に知っておかなければならない3要素が、リスト、オファー、コピーの、その3要素と優先順位です。
3要素の優先順位
まず結論から申し上げますと、
リスト>オファー>コピーライティング
の順番に重要になっていきます。
コピーライティングよりもオファーの方が重要であり、そのオファー内容よりもリストの方が重要ということです。
それぞれについて詳しく解説していきたいと思います。
リスト
リストというのは、お客様の個人情報のことです。
メルマガにおいては、メールアドレスが必ず含まれます。
DMを発送するなら住所も必要な情報ですね。
リストが最も大事だということは、お客様との関係構築をどれだけしていくか、に1番比重をかけていくべきだということです。
これがDRM、いわゆる、ダイレクト・レスポンス・マーケティングの肝になってくる部分でもあります。
メールアドレスを登録する前に勝負は決まってしまう!?
それから、集めたリストに対しての関係構築というのももちろんですが、そもそもの集め方というのも忘れてはいけません。
つまり、メルマガの登録前、それからメルマガ登録後、それぞれ分けてメルマガ読者との関係を考えていく必要があるということですね。
そして、それがすなわちあなた自身のブランディングにもなります。
お客様がなぜあなたのメルマガを読むのか。
その理由が、あなたが発行するメールだから気になって見てしまう、という状態を作るのが1番の理想です。
つまり、あなた自身をしっかりとブランディングしておくということです。
その状態を、メルマガ読者との関係性において作ることができれば、この3要素のうちのリストが最もいい状態に整います。
逆に、メルマガ読者との関係構築がないまま、いくらオファーやコピーに力を入れたとしても、非常にコスパが悪くなってしまうということです。
なお、メルマガ読者との関係構築のために使える最強ツールがステップメールです。
→【参考記事】ステップメールとは!メルマガとの違い&反応率を最大化させる方法
シナリオ分岐してリストを分ける
メルマガからのシナリオ分岐をすると反応率は上がります。
シナリオ分岐というのは、メール本文にurlを設置しておいてそこをクリックしてもらったメルマガ読者だけを別メルマガに移行させる方法です。
シナリオ分岐はメールマーケティングにおいて必須の機能です。
この機能がメルマガ配信システムについているかどうかを必ず確認してください。
テーマ別にメルマガをシナリオ分岐していくことで、当然メルマガ読者様との関係性も濃いものになっていきますので、反応率は上がっていきます。
オファー
メルマガ読者様との関係性を築いている前提で、次に大事なのがオファーです。
このオファーというのは提案のことですね。
提案、つまりはメルマガの中であなたが打ち出す企画と言ってもいいかなと思います。
たとえば、
- 無料のPDFプレゼント
- 無料の動画セミナープレゼント
- メール講座
などですね。
このメール講座はステップメールで書いておくと自動化できます。
このような企画を提案すると、メルマガ読者にあなたのメルマガを読むメリットやベネフィットを感じてもらえるわけですね。
メルマガ読者は自分にとって得がありそうだと感じるから、あなたのメルマガを読もうと思うわけです。
ですから、読みたくなるような提案とか企画をしていくことで、あなたのメルマガの価値が、そのメルマガ読者様にとって上がっていくということですね。
こういった努力を継続することが、メルマガ読者様との関係性を築くということにもつながってくるわけです。
もちろんメルマガ読者様との関係性を築くための提案であることを忘れないでください。
日頃からクリックしてもらうことの重要性
記事内にURLを設置しておいて、そこをクリックしてもらうようにします。
狙いは、普段から行動してもらうと、そういう習慣を付けてもらうということです。
メルマガ読者が普段からクリックするのが当たり前になるよう行動を習慣化してもらうと反応率が上がっていきます。
普段から記事内のURLに誘導をして、クリック率の測定をしておくといいですね。
メルマガ配信システムによってはURLをクリックすると、ポイントをプレゼントすることもできます。
そうすると「今までのあなたの累計ポイントはいくら」というように、そのメルマガ読者様1人1人にポイントを付与してあげることができるのです。
ポイントが貯まると、人間心理としてやる気が出る1つの行動の動機になります。
いろんなお店でポイントカードが実際使われているということからもわかるように、このポイントを上手く使うとクリック率を上げていくことができます。
アンケート
それから、アンケートを普段から実施しておくこともオススメします。
あなたのメルマガで何を知りたいのかということを、メルマガ読者に聞くわけです。
メルマガ読者の知りたいことが把握できれば、当たり前のように反応率を上げることができます。
これも2つやり方があって、クリックアンケートと自由記述のアンケートです。
クリックアンケートというのは、たとえば3択の中からどれか1つを選んでもらうとかという場合は、メルマガの本文の中で3つURLを貼っておきます。
あとはクリック解析をすることで反応率を見ていきます。
自由記述の場合は、Googleフォームなどの無料ツールを使ってアンケートフォームを作成することができます。
他にもメルマガの配信システムによっては、アンケートフォームを作成する機能が付いているものありますので、そういったものを使っても良いです。
こういったオファーを、普段から考えて実践するということですね。
そうすることで、メルマガ読者様にとって役に立つことを感じてもらい、さらには企画自体を楽しんでいただければ、あなたの熱心なファンになるので反応率も跳ね上がっていきます。
コピーライティング
メルマガの反応率を上げたいと思ったときに、コピーライティングの勉強ばっかりする人がいますが、コピーライティングの優先順位は1番下だということを覚えておいてください。
文章とか文字で相手の心理を動かすというのは、非常に表面的な影響力しか与えることができないということです。
ここで「何のため?」という質問を使って本質を考えてみると
このコピーライティングを工夫するのは何のため?
→魅力的なオファーをしっかりと伝えきるため
オファーをするのは何のため?
→リストの教育のため、メルマガ読者との関係構築のため
このように「何のため?」という質問を使ってさかのぼっていくと、本質が見えていきます。
リスト、オファー、コピーの3つの内、1番本質から遠いのがコピーであることをご理解いただけたと思います。
とはいえ、コピーライティングも必要な3要素です。
大事なのは使い方です。
具体的にどのように使っていけば効果的なのかを考えていきましょう。
メルマガタイトルの付け方
コピーライティングで工夫すべき点としては、メルマガタイトルですね。
ここにメリットとかベネフィット、そして、緊急性、限定性、稀少性を表現することで、メルマガを開封させることができます。
メルマガを読んでもらわないとその中の本文にあるクリック率とか、そこでセールスをする成約率というのも上がりませんので、まずは開封してもらうということが大事です。
メール本文の書き方
ここで大事なのは、そのメルマガ読者様にとって分かりやすいメッセージになっているかどうかということです。
よく言われるのは、
- 小学5年生でも分かるように書く
- 最低限の日本語の文法を守る
- メルマガ読者にとってのメリットを最初に書く
- 誰に向けてのメルマガなのかを明確にする
です。
メールを読み始めた1番最初の、このメルマガ本文の最初の書き出しのところでコピーライティングのテクニックを駆使していくことで、メルマガの反応率を上げていくことができます。
今申し上げた3要素の優先順位を、くれぐれも忘れないでいただきたいなと思います。
ステップメールの書き方についてはこの記事で詳しく解説しています。
→【参考記事】ステップメールの基本テンプレートとは?事例から学び例文から盗め!
メルマガ配信システムによって起きる影響とは?
そして最後に、メルマガの反応率になかなか気付きづらいのですが、実はメルマガ配信システムによっても大きく影響してきます。
今までは、マーケティング周りの話でしたが、最後にシステム周りの話をしておきます。
たとえばあなたが発信している配信システムから送ったメルマガが、そもそも相手のメールボックスに届いていないということがあるのですね。
もしくは届いてはいるが迷惑メールフォルダに自動的に振り分けられてしまう、などですね。
メール本文にNGワードが多く書かれている場合
もしあなたのメルマガの中にちょっと売り込みがキツい表現が書いてあれば、相手側のメールサーバーに迷惑メール扱いをされてしまう場合があるのです。
または、メルマガ読者がもういいやと思って手動で迷惑メールフォルダに入れる割合が増えると、あなたが配信するメルマガの情報の質が低いと見られてしまい、迷惑メールフォルダに自動的に振り分けられる危険性も高まります。
こういった迷惑メール対策の観点からも、しっかりとメルマガ読者との関係性を築き、メルマガ読者様に価値を提供することが大事です。
そして、もしメルマガの反応率が、あまりにも悪いということであれば、メルマガ配信システムを変えてみるということも1つの選択肢として考えておくべきかなと思います。
メールアドレスのドメイン
そして、あなたが配信するメールアドレスのドメインですね。
このドメイン自体の評価が下がると、迷惑フォルダに入ってしまったり、そもそも相手のメールサーバーからはじかれてしまうことが起きてしまいます。
なので、反応率が悪い場合は、思い切ってドメインを変えて試してみるということを、1つやり方として覚えておいていただくと良いかなということですね。
配信システムが設置されているサーバー
あなたが配信しているメルマガ配信システムが設置されているサーバーが汚れていると、メルマガ読者にメールが届かなくなります。
このサーバーによって到達率は大きく変わっていきます。
例えば、複数、大多数の人が使っている共用サーバーから配信をすると、そのサーバーが汚れている場合が多いです。
誰がどういう使い方をしてるかが分からないからです。
今はよくてもいつ届かなくなるか分からないので、やっぱり独自ドメインのサーバーから配信する方がおすすめです。
到達率も反応率もあげることができます。
こういったメルマガの配信システムのシステム周りについても、メルマガの反応率に関わってくる場合がありますので、覚えておいてください。
メルマガの反応率を上げる3要素ということで解説をさせていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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