メルマガの編集後記はメルマガ読者さんとの関係を築くためにとても有効な場所です。
ただ、ちゃんと戦略的に使っている人はとても少ないんですね。
- 編集後記
- 追伸
- P.S.
など表現が変わっても本質は変わりません。
メルマガ本文が終わった後のスペースを効果的に活用することで、ライバルに差を付けてくださいね。
では早速、戦略的に編集後記を使いこなす方法について、お伝えしていきます。
メルマガの編集後記は意図を持って書くこと
まず、この編集後記について外せないポイントは、ちゃんと意図を持って決めたか、ということです。
何のためにその編集後記のネタを選んだのか。
あなたは、その意図をちゃんと説明できますでしょうか。
例えば、過去に私が取ったメルマガで今は解除してしまって読んでないのですが、編集後記のところに
『○○のどうでもいい一言』
というタイトルで編集後記を書いてる人がいました。
このタイトルを見てどう思われますか?
「どうでもいい一言」なんて言われたら、読む気にはならないですよね?
本人はギャグのつもりでやっていたのでしょうけど、全然笑えないギャグ・・・という感じです。
確かにメルマガは面白いメルマガであるべきですが、その面白さとはお笑い芸人みたいなギャグを無理矢理やることではありません。
むしろ、
逆にスベって痛い
ということがほとんど。
なので、あえてそういうのを目指さなくていいのではないかなと思います。
もちろん笑いのセンスが共通な人だけを集めたいのであればそれでもいいと思います。
大事なのは、あなたが意図を持ってその話をしているのかということです。
編集後記に使うべきネタの基本
メルマガの編集後記にどういうネタを選べばいいかというと、
あなたの感情が動いたエピソード
です。
あなたがどういう体験をして、どうふうな感情が動いたのか。
それによってあなたという人間性が見えるのですね。
このネタを伝えることによって、あなた自身をブランディングしていきます。
- あなたのメルマガの媒体価値を高めるため
- ブランディングをするため
- 信頼関係を築くため
これらの目的のために編集後記を書くわけです。
あなた自身のことを伝えることによって、あなたという人間性を受け入れてもらうことが大切なのです。
そのための編集後記として活用してください。
具体的には
- あなたの行動パターン
- チャレンジしたこと
- お客様と接したときの接し方
とか、そういったいろんな行動を伝えていき、その時にどう感じたのかということですね。
教育要素があるかどうか
教育要素を入れるということは、メルマガ読者にとって何か気付きを得られる話題を提供するということです。
この時にあなた自身の話をすることはお互いにとってプラスです。
なぜなら、あなた自身も気付きを得ることができますし、あなたの経験を通してメルマガ読者さんも学びを得ることができるからです。
このようにしてお互い成長できる『共育状態』を意識していきます。
→【参考記事】ステップメールで教育する方法とは?成約率を上げるテクニックも!
楽しく成長するための編集後記
先ほど編集後記では面白いネタで楽しんでいただくとよい、とお伝えしました。
ただ、ギャグ的な面白さである必要はなく、interestingな面白さ、つまり興味深い面白さがあればOKです。
この『面白さ』の解釈を間違えないでくださいね。
『面白く』と『学ぶ』を同時に行うイメージです。
教育すべき要素としては、まずどのようなお客様に対しても理解してもらうべき価値観があります。
たとえば、
- 行動することが人生を良くするために大事だ
- お金とか、時間とか、限りある資源をどういうふうに使うかによって、人生が決まる
- 自分で選択することが人生の質を上げる方法だ
というようなメッセージです。
このような価値観を理解していない人は、本気で学ぶという姿勢にはどうしてもなりません。
そうなると、単なる流し読みになってしまうので時間のムダです。
せっかくメルマガを書いて情報発信するわけですから、お客様に少しでも行動が変化して成長していただきたいですし、それを話すことで自分自身も成長していきたいわけです。
メルマガで発信することが
- あなた自身のビジネスにも
- お客様の人生にも
プラスになるようにすることがメルマガで結果を出すポイントです。
そのために、
あなたの人生の価値観
について本気で触れていくようにしていきます。
そういう本気の交流が、お互いの新しい気付きの発見につながってくるのではないかと思います。
価値観はエニアグラムを勉強すると深く理解することができます。
→【参考記事】エニアグラムセールスとは?価値観を武器にする方法とは?
あなたのエピソードには無限の価値がある
あなたの価値観を伝える時に、あなたのエピソードを通して伝えると理解しやすいメッセージになります。
あなた自身が何をして、何を感じたのか。
そういうエピソードを通してあなたの価値観を伝えていきます。
もしかすると、あなたは
「自分のような大した事ない話をしても誰かの役に立つのだろうか」
と思われるかもしれません。
しかし、その心配は不要です。
あなたのちょっとした話とか体験であっても、体験というあなたにしか語れないストーリーというのは、
世界で唯一の価値
だからです。
それを発信することには、最初、抵抗を感じるかもしれません。
でも、もし抵抗を感じるのであれば、より一層あなた自身の成長のために書いてみることをおすすめします。
あなたが思っているだけで、周りの人はまったく違う捉え方をすることに気付くでしょう。
この情報発信のスタンスを覚えると、あなたも成長できて、そのメルマガ読者様も成長できるという『共育状態』を作ることができ、ファン化、ブランディングの促進が実現できます。
- あなたの体験でどういう感情の動きがあったのか
- その体験からどういう学びを得たか
まで言語化していくことで自分自身の振り返りにも役立ちますね。
今日から実践してみてください。
メルマガ編集後記のネタの例
私が実際メルマガの編集後記に書いた内容をお話を紹介します。
湯浅醤油を通販でお取り寄せした経験
以前に、醤油を通販で買った時の体験をお話したことがあります。
これはスーパーで普通に売られているような醤油ではなくて、こだわりの職人さんが作ったこだわりの醤油なんですが、試しに買ってみたらすごく美味しかったんです。
この体験で醤油に対する価値観が変わりました。
ちょっとこだわりの醤油なので、普段、普通のスーパーでよりも2倍ぐらいの値段でしたが、とはいっても醤油の値段が2倍になったところでたかが知れてます。
月1,000未満の出費でしかないわけです。
でも、家で食べるあらゆる料理のグレードが跳ね上がりました。
つまり、この体験を通して
自分の人生をより豊かにするお金の使い方を学んだ
のです。
お金を何に使うか、で人生は決まりますからね。
この体験からお金を使う時の価値観について気付きを得てほしいと思って、自分自身のお金を今までと同じような無意識に使っているともったいないから、もっと自分に価値がある使い方をしましょう、というメッセージを送りました。
メルマガ読者さんから、他のおすすめの醤油の情報を教えていただいたり、思いもよらないところから交流が生まれる副次的な効果もありました。
サルサを習っている体験
それから、ダンスのサルサのエピソードを編集後記に書いたことがあります。
これは、私自身が
常に新しいことを学んでいる姿を見せる
ためです。
そして、学ぶ姿勢を見せることで、学びの重要性に説得力が出てきますし、「ダンス!?」と意外性を感じてもらうことができました。
かなりインパクトが大きかったようです。
私としては、せっかく人生を生きているわけですから、普段の日常から少しでも学びを得た毎日を送る方が、豊かな人生なのではないかなというふうに考えています。
その考えに共感する人はここをしっかりと読んでくれて、いろんなことでもっと学びを楽しんでいきたいと気付いてもらえる情報ですね。
そういった私自身の人生観とか、何かを学ぶということの価値観を自分の経験、体験を通してお話をしていくのが編集後記です。
そして、サルサを習ってる理由は自分のビジネスを伸ばす学びのため、なんですね。
メルマガ×サルサなんて面白い組み合わせですが、物事を習得するという点においては共通点もたくさんあるんです。
こういうところから独自性が生まれるので、あなたの趣味についてもメルマガのネタになることがたくさんありますよ。
成れる会の体験
それから、私は成れる会というビジネス塾を主宰しているのですが、この体験談についてもメルマガの編集後記に書いています。
これは、ちょっと長くなる場合は本文に書く場合もあります。
これは私自身のビジネス活動を通して、自分の価値観を伝えています。
私は成れる会の中で講師をしているのですが、そこの成れる会の参加者、受講者がどういう変化をしたか、そういう私と関わった人がどういう変化をしたかというエピソードを、このメルマガの編集後記に書いています。
- 私と関わるとこういう変化が体験できますよ
- 私と関わったらこういう得がありますよ
というメッセージです。
共感できない人には解除してもらおう
これらの情報がためになるかどうかは、もちろん人によって違います。
ですから、そこに時間を使うのはもったいないなと思ったらメルマガをどんどん解除してもらうとよいです。
私が発信する情報が役に立つと感じてこれからも読んでもらいたいなと思っていただけたら、それはファンになっていただけるわけで、私のブランディングに成功するわけですね。
ぜひともあなたがメッセージを届けたいターゲットに合わせて、編集後記を上手に使ってもらえたらと思います。
→【参考記事】ステップメールで稼ぐ最強の方法とは?成約率を安定して上げる方法
編集後記は2つ以上つなげてもOK
編集後記は1つだけではなくていいです。
伝えたいメッセージがあれば、2つ3つとつなげていっても、非常に面白くなります。
2つ3つ4つ、場合によっては5つ6つ、最大6つまで書いたことがあります。
- 編集後記1
- 編集後記2
- 編集後記3
- 編集後記4
みたいな感じです。
追伸の場合は、
- 追追伸
- 追追追伸
と書いていきます、
そして、P.S.の場合は、post・scriptの略ですからpostを重ねていくと2つ目3つ目4つ目という表現ができます。
- P.P.S.
- P.P.P.S.
- P.P.P.P.S.
という感じですね。
こういう形で、編集後記はいくつもつなげて書いていくこともできますので、伝えたいエピソードがあれば複数つなげていってください。
編集後記は、あなたのパーソナルな部分を見せることで、あなた独自の価値観を相手に教育できるとても有効なスペースです。
ぜひこの意図を理解して使いこなしていただけたらなと思います。
今回は、メルマガの編集後記のネタの決め方や私の例を通して戦略的に編集後記を使う方法についてお話いたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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